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痛女に運命なんてあるのか?

入学式の日、内部進学生なので案内図ももらわず、しかも一人で講堂にまっすぐ向かおうとしていたあたしに、一人の男子生徒が声をかけてきた。

「あ、あの、すいません」

「どうかしましたか?」

「講堂ってどこですか?」

私も行くんでついてきてください、と言ってその人の顔を見た。……彼らの顔のよさをいいとこ取りしたようなイケメンで、しかもどこか守りたくなるような華奢さである。声もきれい。……やばい、タイプだ。


「ありがとうございます。俺、B組なんで、何かあったらまた、声かけてください。」


講堂につくまで、ドキドキし続けてた。こんないい男、絶対神様が私にくれた、新しい私への運命だ!!

絶対、ものにする。


「あれ、沙耶じゃん。おっはー」

内部生の実花は、私の友人で別のお笑いのファン。一番の親友で、お互いのタイプも知っている。

「おす、実花」

「いい男見て、上の空だったでしょ!?わかるんだからね!」


悔しいが、はっきり言おう。これは、運命のせいだ、と。

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