第25話:水着審査と隠されたコンプレックス
スターライト☆ドリームは『アイドル頂上決戦』の投票開始から1週間で5位に浮上し、2週目の水着審査に向けて準備を進めていた。前夜、聖奈はラベンダーの香りの中で悠斗と語り、水着審査で凛を提案され嫉妬したが、センターとしての闘志を燃やした。次の日、事務所に集まったメンバーは水着審査の代表を決める話し合いを始めた。
スタジオに聖奈、凛、彩花、怜奈、美咲が集まり、マネージャーの高田が「じゃあ、水着審査の代表を決めよう。誰か立候補するか、みんなで提案してくれ」と切り出した。彩花が「聖奈ちゃんがいいと思う! センターだし、可愛さ全開でファンにアピールできるよ!」と提案。怜奈が「うん、聖奈ちゃんの水着姿、絶対ウケるよ」と頷き、美咲が「キャー、聖奈さんの水着、めっちゃ可愛いよね! 私も見たい!」と目を輝かせた。
聖奈は少し照れつつ、「みんな、ありがとう。でも…」と一呼吸置き、「私、凛ちゃんがいいと思う」と提案した。メンバーが「え?」と顔を見合わせる中、聖奈が「凛ちゃん、スタイルいいし…おっぱいも大きいし、水着審査にぴったりだよ」と続けた。頭の中で、「悠斗くん、君の提案だけど…これでいいよね?」と呟くと、悠斗が「聖奈ちゃん、ナイスだよ! 凛ちゃんのスタイル、絶対ファンを虜にするよ!」と興奮した。
凛は突然の提案に目を丸くし、「聖奈さん…?」と呟いた。聖奈の「おっぱいも大きいし」という言葉に驚き、顔が硬直。下を向いて暗い表情になり、「…私、ちょっと…」と小声で呟くと、急に立ち上がり、部屋を出て行った。メンバーが「凛ちゃん!?」と驚く中、聖奈は「待って、凛ちゃん!」と慌てて追いかけた。
廊下で聖奈が凛に追いつき、二人きりに。凛が振り返り、クールさを失った声で「聖奈さん…私の胸が大きいこと、なんで知ってるんですか?」と問い詰めた。聖奈は一瞬焦り、「え、えっと…その…なんとなく、スタイルいいからそうかなって…」と適当に誤魔化した。頭の中で、「悠斗くん! やばいよ、凛ちゃんにバレそう! どうしよう!?」と叫ぶと、悠斗が「聖奈ちゃん、ごめん! 俺が見たって言えないよな…適当にごまかして!」と慌てた。
凛は目を伏せ、「…ずっと隠してたんですけど、実は、私、胸が大きいのがコンプレックスで。サラシ巻いて隠してるんです。目立つの嫌だから…」と激白。聖奈は目を丸くし、「凛ちゃん…そうだったんだ。知らなくてごめんね」と呟いた。凛が「聖奈さんに言われるまで、誰にも気づかれないようにしてたのに…水着審査なんて、私には無理ですよ」と暗い表情で呟くと、聖奈は優しく近づいた。
「凛ちゃん、聞いて。私、凛ちゃんのクールな魅力大好きだよ。胸が大きいのも、スタイルいいのも、凛ちゃんの素敵な一部だよ。隠さなくていいと思う。グループのために、一肌脱いでほしいな」と励ました。凛が「聖奈さん…でも、私、自信なくて…」と困った表情を見せると、突然、聖奈の体が勝手に動き、凛の手を握った。悠斗が「聖奈ちゃん、俺が説得するよ!」と操り、「凛ちゃん、俺…いや、私は本気だよ。凛ちゃんの水着姿でファンを魅了して、スターライト☆ドリームを5位からもっと上げよう!」と熱く語った。
聖奈は頭の中で、「悠斗くん! 勝手に動かさないでよ!」と叫んだが、凛が小さく頷き、「…聖奈さんがそこまで言うなら、分かりました。水着審査、出ます」と許諾。聖奈が「凛ちゃん、ありがとう! 絶対素敵だよ!」と笑顔で抱きしめると、凛が「聖奈さん…恥ずかしいけど、頑張ります」と呟いた。悠斗が「聖奈ちゃん、凛ちゃんの水着姿、俺、楽しみすぎるよ!」と興奮し、聖奈が「楽しみとか言わないでよ! 」と怒った。
事務所で水着審査の代表を決める中、メンバーは聖奈を推したが、聖奈は凛を提案。凛のコンプレックスが明らかになり、聖奈と悠斗の説得で水着審査を承諾した。5位からの浮上を目指し、スターライト☆ドリームの絆がまた一つ深まった。