夜
カエルの鳴き声と遠くを走るトラックの音が
開け放った窓から
生ぬるい風と共に運ばれてくる
やり場のない虚しさがこみ上げてくる
たった一人取り残されているかのような
落ちこぼれてしまった者のような
孤独が覆い被さってくる
本当に愛していたなら
もっと努力すればよかった
いつも遠くからあなただけ見ていた
あなたともっと話したかった
あなたと一緒に歩きたかった
あなたを抱きしめたかった
あなたと一緒に喜びを分かち合いたかった
あなたのために自分のために生きていたかった
すべて努力で解決できるなら
今からでは遅いのだろうか
遠くでカエルが泣いている
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