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№38 - 会議によばれた 



№38




 警察官本部内には警備官の会社のように軽食をとれる店はない。

 それに不満をもっているのは自分だけではないはずだとノアは思っている。

 

 警備官の会社のように、うまい生ジュースやサンドウイッチをだす店を作ってくれまでとは言わないが、せめて近所にもっと健康的なメニューを扱う店がほしいと思う。

 そうすればこの体型も少しは違ったものにできあがっていただろう。


「かわらねえだろ」

「同感」

 警備官の若者たちの意見は違ったが。




「だって、近くに健康食を扱う店ができても、数区画先のドーナツ屋に行くでしょ?」


 前髪を払い、廊下ですれちがうすべての女性警察官と挨拶を交わしながら歩くウィルは、ここはおまえの縄張りじゃないだろう、とノアにたしなめられ愛想をふりまくのをやめることにした。





 『防犯部』の部屋へ入り、そのまま奥の会議室へと進むと、数人の男たちが書類を手に雑談しており、はいったノアたちが席に座ると、中断されていた会議が再開された。




 いちばん奥に座っていた派手な柄物のシャツを着た男が、スティーブ・ベインだと自己紹介してから警備官たちに説明を始める。



「―― さて、この前の大量逮捕からつかんだコザックファミリーのクスリの売買のルートを調べていったら、とある人物につきあたった。 そいつは今、別件で逮捕されていて、やつの豪邸は今盛大に捜査中でもある。 ―― この会議はその二つをひとつにするためのものなんだが、ノアの顔をみてたらお前たちを思い出したから来てもらった。カンドーラの資料の中に、警備官が聞きたそうな情報がある。ほかのみんなもきいておいてくれ」


 まとまった資料が渡された。



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