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事故物件不動産  作者: 路明(ロア)


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椀間市八橋保字拝天2-3 高内ビル3F ㈲拝天クリア・サービス

 夕方、午後五時。

 簾 香南子(みす かなこ)は、モップとモップ用バケツ、ぞうきんを持ち二階建てアパートの階段を昇った。

 不動産からあずかったスペアキーで部屋の鍵を開ける。

 中に入ると、鉄の匂いがプンプンとただよった。

「水道管が鉄管なのかな、ここ。それとも配水管?」

 あたりを見回す。

 赤い塗料のようなものがたたみにぶちまけられているが、落ちるだろうか。


 華沢不動産、事故物件担当の華沢 (そら)が担当する物件は清掃会社の同僚たちがみんなこわがってやりたがらないので、香南子(かなこ)がほとんどを引き受けている。


 ほかの受け持ちの清掃が終わってからになってしまうので夕方以降になってしまうのだが。


「みんなほんとひどい。華沢さん困っちゃうじゃない」

 香南子は眉をよせた。

 バケツを置く。

 



 

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