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終焉の本を読んでいた男  作者: 帽子屋 黒兎
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あるデンセツの顛末

今回はいつにもまして短めです。

「私はあの時までは、日本で普通に暮らしてた。あの時、そう、消滅の日が来るまではね。「みんな消えたよ。あんたと同じで。違うところがあるとすれば、あんたと違って私は生存者たちと集まることができた。「全部で十二人私の仲間はいた。「協力者みたいなのも一人いたけど、あの人は結局仲間にはならなかった。「私が彼らを人間だと思ってるのは、私たちの仲間が子供を作ることに成功したから。「研究者の仲間が言うには、あの消滅は細菌のせいらしい。新種だね。「私たちが生き残ったのは、その細菌に対する抗体を持っていたからで、それは遺伝するものだったみたい。だから、私の仲間の子孫が彼女たち、のはず。「別に、私や君がその間ずっと眠っていたりしたわけじゃなくて、召喚? されたみたい。「そう、今のこの世界には魔法があるのが普通みたい。「といっても、儀式とか、魔法陣とかの大仰な準備が必要なものばかりみたいだけど。「他にも、仲間だった人が二人、この世界にいるみたい。まだあったことはないんだけどね。「私たちは『終焉の英雄』って呼ばれているらしい。それで、この国の人たちは私たちに何かしてほしいみたい。まだそれが何か、私は知らないんだけどね。二人そろってから話すって言われて。「まさかその二人目がこんなに反抗的だとは思わなかったけどね」

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