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終焉の本を読んでいた男  作者: 帽子屋 黒兎
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セカイノシュウエン.2

 たどり着いてみると、扉が閉まっていたので、バールのようなもので扉を壊して入った。缶詰や保存食、栄養食は道すがら百貨店から持って来た大きめのキャリーバッグに詰め込んできているから、計画的に行けば数か月は持つはずだ。ロビーに並んだ椅子を集めて寝床を作り、ひとまず実用書のエリアに足を運んだ。ここで僕は、知識を得て死のう。

 まずは普通に死なないために、医学について学ぼう。

              ・

              ・

              ・

 数日後、僕は結局理系に関しては小学校の教科書から始めなくてはならないことがわかって絶望した。そして理系を後回しにして逃げた。

              ・

              ・

              ・

 さらに数日後、僕は物語エリアの住人になっていた。やっぱり空想の世界は最高だ。正直日付感覚はすごく怪しくなってきた。

 そんな日々を暮らして、僕は気が付くと死んでいた……らしい。


これからは週に一回の更新にしていく予定です。

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