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光の庭  作者: 久世 かやの
「〜中章〜 」
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「〜中章〜 」 11

「…お二人で通られる方は、久しぶりです…どちらが先に通られますか?ご一緒でもかまいませんが…」


番人は、手元の資料に目を通すと言った。


「え…一人ずつしか通れないって、聞いてますけど…」


女が首を傾げると言った。


「そうですね…通常はそういう決まりですが、お二人の場合…まぁ、いいじゃありませんか…」


「え?気になるんですけど…」


「まぁ、いいじゃない…あ、いい事思いついた…!」


ナゼか男は番人に同調すると何かを思いついたらしく、手を叩くとイタズラっぽく笑って、


「悪いけど、先行ってて…」


と男は女にそう言うと、桜が舞う桜並木の道を突然戻り始めた。


「ええ?!どうしたの?」


女は訳が分からず、走り去って行く男の背中に向かって問いかけた。


「いい事思いついた〜」


男は走りながらふり返ると、手をふって答えた。


「ええ?!何?」


「なーいーしょー」


「えー?聞こえなーい!」


大きな声で叫んだが、男はふり返らぬままもう一度手をふると、桜吹雪の中へ消えて行った…

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