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光の庭  作者: 久世 かやの
「〜序章〜 」
3/61

「〜序章〜 」 3

「あ…竹本さん…次、同じ授業取ってたっけ?」


「うん…うちのクラスで、あの授業選択してるの、私と花倉さんだけだから」


そう言って、彼女は愛くるしい笑顔で笑った。


入学して間もない頃に親しげに声をかけられ、何となく話すようになったクラスメイトだ。


竹本千夏さん…可愛い部類の娘だ…


「あ…蝶々…」


「え?蝶々?どこ?」


竹本さんは、キョロキョロと辺りを見渡した。教室内に、蝶々がいる訳がない…


「あ、ゴメン…夢の中で飛んでたな〜って」


思い出して…


「え…?」


やば…絶対変なヤツだと思われた自信がある…


「あ、今のは忘れて…」


「もしかして、青い蝶々?」


「え?」


荷物をまとめて、次の授業へ行こうとする自分の背中に、意外な言葉がかけられた。


「あ…うん…青…かな…?」


不思議そうにふり返って答えると、彼女の目が嬉しそうに輝いた。


「そこは中庭じゃない?桜の木がいっぱい生えてて…真ん中には噴水があって!」


テンションの上がった竹本さんは、一気に話すと自分の反応を待った。


「あ、うん…え?どうして知ってるの?」


自分がさっきまで夢の中でいた、庭の特徴を…


「『光の庭』でしょ?私、初めて会ったよ、その庭の事知っている人!」


「ええ?!うっそ…」


自分はただ驚いて、竹本さんを見つめ返す事しか出来なかった。


自分も初めてだよ…『光の庭』の話を口にした人間に会うのは…

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