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第2話

勢いがある内に2話目投稿。スキルの説明ばっかりです。

『周囲の人でも物でも、気になったら鑑定してみると大抵の場合は詳細が分かります』と取説に書かれていたのを思い出し、祥司は「鑑定」スキルを起動した。すると視界の中心に虫眼鏡のようなアイコンが現れる。視線を動かすとそれに追従するように動く。このアイコンを鑑定対象に重ねれば良いらしい。ウインドウの「武器作成」を注視する。


『武器作成:素材を組み合わせる事で、武器を作成するスキル。適切な施設や道具を使用することで高品質なものが作成できる』


「つまり・・・品質さえ気にしなければ、炉だの金槌だのが無くても剣が作れるって事か。すげぇな」


「防具作成」や「道具作成」、「調合」も同様であった。「調合」は薬品、「道具作成」はそれ以外の道具という住み分けになっているらしい。


「じゃあ、この『工場』ってのは・・・?」


『☆工場:ユニークスキル。一度作成したことの有る品を、素材を消費せずに再生産することが出来る。所要時間は一律60分。現在のライン数:2』


「これはヤバい」


 何がヤバいか具体的には分からなかったが、「ヘタに使うとゲームバランスが崩壊する裏技」を知ってしまったような感覚だった。具体的には無限1UPとか、必ず「会心の一撃」が出る持ち物の並びとか、ドリル装備とか。


「と、とりあえず森を出ないと状況変わんないよな」


 いつまでも座って考えていても仕方ない。祥司はバッグとナイフを拾い、「鑑定」を切り忘れたまま立ち上がった。その際、足元の草に鑑定アイコンが重なる。


『薬草:止血効果のある草。主に傷薬の材料となる。』


「ふーん。一応採取しておくか。」


 バッグに仕舞いかけていたナイフを移植ごての代用に、根ごと掘り起こして「収納」スキルを起動。目の前に現れた黒いモヤの中に薬草を放り込んだ。すると眼前にウインドウが開く。


『薬草を使用するレシピが開放されました』


 素材を拾えば拾うほど、作れるものが増える。当たり前のようなことだが、某狩りゲーも某アトリエもやってなかった祥司には新鮮な体験であった。楽しくなってきたので、使えそうなものを採取しながらじわじわと進むことになる。果たして森を抜けるのはいつか。

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