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12 裏の生徒会

短くてすいません。

 バン!と紙の山を積まれた。

 どうやらこれ全部今週までにサインや確認を行わないといけないらしい。

 手が壊れそうだ。


 「生徒会ってこんな大変なのー」

 

 「そうだよ君!これが生徒会なのだ」

 

 思っていたのと違う。

 先日、ようやくの思いで生徒会にはいることができた。

 さぁ、やってやるぞと意気込み生徒会室に向かうと、ゴミ屋敷かと思うぐらい紙が散らばっていた。

 

 「なんで、こんなに仕事ためてたんだ!お前たち」

 

 「だってめんどくさかったし、見たいアニメがあったからさー」

 

 「私も疲れていたので、放りっぱなしにしていました」

 

 こいつらよく今まで、生徒会やってこれたな……

 多分これも姉ちゃんの性格がうつったのか。

 こいつら二人以外にも、書記長や会計会長などもいるのだが、みんな今週は来れないらしい。

 全く、団結力なさすぎるだろ!

 新しい力が欲しいと思ったのもなんだか納得できそうである。

 

 こんな感じで、今日は一日中サインばかりしたのだが、まだ5段分の紙の山がある。

 本当に今までどうして乗り越えてきたのかが不思議でしかない。

 

 「お前ら今日暇か?暇ならこれからの生徒会についての話がしたいから、ファミレス行こう!」

 

 「君の奢りなら行く!」

 

 「私も奢ってくださるのなら、行かせていただきます」

 

 こいつら……お金持ちのくせに奢れとかいうのか……

 俺の財布がもう悲鳴を上げている気がする。

 

 「今日だけだぞ」

 

 これからの生徒会について今日、話すべきだと考え、今回だけ奢ることにした。

 ファミレスに着くと、こいつらはいやらしいことに高いものばかり頼む。

 おい!もしかして前のデートで俺が、たらふく食ったからそのお返しをしようとしているのか。

 

 「いやーありがとね」

 

 「まさか本当に奢ってくださるとは思いませんでした。ありがとう」

 

 こいつらの笑みはどこか怖かった。それに前に食べに行った時よりも食べている気が……やっぱり、前の復讐を……お金足りるかな……

 

 「そういえば生徒会のことを知りたいんだっけ?」

 

 「そうです……」

 

 「実はね、私たちと他の生徒会委員は仲が悪くて、何度も解散の危機に直面したんだ。意見の対立が多すぎて、次第に表だけは仲が良い雰囲気を出すようになってしまって。それを解決するために実力ある仲介役が欲しくて、君のお姉さんに相談していたんだ」

 

 「雫の言う通り、私達はあなたのお姉様に相談し、あなたを勧められた。しかし私は、あなたが実力ないと判断したため、1回目の演説ではあんあこと言ってしまいました」

 

 ようやく雫が、俺を生徒会に入れたい理由と、美崎があれだけ俺を最初、生徒会に入れたくなかったのか分かった。

 それにしても、いつも気になっていたのだが、こいつらなんで俺をずっと君とかあなたとか抽象的に呼ぶんだ?

 しっかりした名前あるんだがなー

 

 「まぁ、とにかく理由は分かったよ。じゃ俺はとにかく仲介役になり、一体感ある生徒会を作れと言うことだな」

 

 「そういうことだね。できるこんな難しいこと一人で?」

 

 「お前がらが、まいた種だぞ!もちろん協力してもらうからな」

  

 「はい……すいません」

 

 「でも期間は1学期までです。残り半月ぐらいですが頑張りましょう」

 

 次の目標は1学期の間に、一体感ある生徒会にすることになった。

 どうやら、残りメンバーは4人。

 名前も顔もしらないから、初めましてだけどいけるかな。

 俺の落ち着いた学校生活はいつできるのやら。

 

 ここで宣言!俺は、一体感のある生徒会を作る!

 

 

 食事が終わり、会計をしようとした。

 いざ行ってみるとすごい金額を見せられ、トイレに逃げようとしたが、美崎に見つかりしっかりと払わされた。

 財布には1円玉しか残らなかった。

 

 「あのー今日一様、俺が、初めての生徒会になった日なのに、お祝いとかないんですか?」


 雫たちが立ち止まる。

 もしかしてこいつら忘れていたのか?

 

 「いやーそれはね皆が集まってからでいいと思うの。だからまだ先だよ!忘れたりはしてないからね」

 

 「そ、う、です。焦らないでも必ずしますので、しばしお待ちよ」

 

 忘れてた顔だ。

 少しショックを受けるが、してくれるらしいので嬉しい気持ちもある。

 なおさら速く一体感にさせないと、とも感じている。

 

 その後、なんとか今週中に出さなければいけない資料をサインすることに成功。

 手はもう動かないし、体力も残っていない。

 

 そしてようやく俺は、仲直り計画を実行しようと動き出すのだが、ここである事件が起こる。

 なんと書記長の中塚がやめると言い出してしまった。

 

 


 

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