僕なりに。君なりに。3
うわ
「なんで?めちゃくちゃ細かいね、女子みたい、性格悪そう」
「そうだよ、性格悪いから関わらない方がいいんじゃないかな?」
こいつまじでムカつくな。
実は、今僕は君と関わるにあたって、ある条件を決めたのだった。
条件その1、必要最低限、僕からは話しかけたりはしない。
これは、もうじき亡くなる人と無駄に距離を深めたって僕の経験上デメリットしか生まれないから。
条件その2、竹田さんの強制とかはもう聞かない。
先ほどまで竹田さんから威圧をかけられて、強制的にことが進むのはどうも気に食わない。ただそれだけ、僕は僕で決める。
条件その3、僕は君と関わりたくないと思えばもう関わらない。
実際もう関わる事はしたくない、しかし今君に嫌な思いをさせて呪われるよりはましだ。
こんな感じで、側から見れば確かに性格の悪そうな人が考えた条件だけど、僕がどう思われようとこのぐらいのことは多めに見て欲しい物だ。
それに、実際僕は性格は悪くはない。
「これでも僕と関わりたいならいいよ?」
そう言うと君はニヤニヤしながら、ベットから飛び上がり瀕死の状態である僕を上から眺めた。
「わかった!君が言うならしょうがない!関わってあげる!」
何を言ってるんだか。
「よろしくね!」
「…」
僕は頷くだけ。
「花ちゃーん!薬の時間だよー」
午後3時丁度にいつも呼び出される彼女は楽しそうにスキップをして僕と竹田さんの病室から出て行った。
「おい、小僧」
やっぱりだ、声をかけられることは予想していた。
「なんですか?竹田さん」
「気軽に呼ぶな」
「嫌です、それに僕も小僧じゃないです」
少し強気にでて、口調を尖らせる。
すると竹田さんは呆気にとられたらしく、黙っているだけだった。
少しの沈黙を得て何かを感じたのか、竹田さんは一つ溜息をついた。溜息をついたのだ。
「すまんな、小僧」
だから小僧をやめろ。と心の中で突っ込んだ。口に出していい雰囲気ではなかったのだ。
「気を遣わせるようだがよ、よろしく頼むよ」
「気は遣いません、僕が決めます」
これは、僕の反省から出した答えだ。
絶対に曲げない。
確かに竹田さんと君の方が関わっている時間は長い、でも僕は君と関わる為に僕なりの事をする。
もしも、竹田さん見たく関わるのならきっと僕は後悔すると思っているし、僕の場合は年が近いからなおさらだ。
強く、目を逸らさずに言い切ったからか、竹田さんも異論は無さそうにしていた。
「そうか、任せる」
そう言い終えて、そっぽを向いてベットに寝転がった。
周りから僕のやり方をどんなに批判されても、誰に言われようが突き通す。僕が関わるんだから。
当然それは責任を覆うことになる、そんな事は百も承知。
だからこそ、他人に決められた方法で関わる方がよっぽどに失礼だ。
そんなことより。竹田さん。
溜息ついてんじゃねーよ!
また、心の中で突っ込んだ。
おはようございます




