病院5
病院ってやだ
朝、体が重い。目が重くて開かない。だけど、それよりも不安な事に自分の足を見ている。そして、両足に小さな斑点がいくつも浮き出ている事にシックを覚えていた。
「最悪だよ、これは死ぬよ」心の中で叫んでいた。
周りにはすでに先生と看護師さんと母が僕を囲んでいる。
「体調と体に痛みとかあったら教えてくれるかな」
先生に言われた通りに答えると。
体が重いのは眠いからとの事だった。
それ以外は特に異常は感じられない。
僕のかかっている病気は内部で血が止まらなくなり小さな斑点が出る。と今の状況そのままに説明された。
「大丈夫ですか?」
母親が聞くが、先生は険しい顔をした。
「とりあえず昨日決めた検査をして再確認しますのでそれまではなにも言えないですね」
それを聞いてさらに体が重くなった気がした。
しかし検査まではまだ3時間ぐらいはあり、朝食などは一切口に入れないようにと指示されている。
病室に先生も看護さんも母親もいなくならり、テンションが下がりきっている中でついついため息をついてしまう。
「はぁー。ダメかもな」
また怒られるよ、もう病室変わりたいよ。
竹田さんの声を聞く前に自分で予知した。
「小僧っ!何回言えば…」
「松坂くん!おはよう」
予知の続きが一瞬止まる。
「あ、あぁ、おはよう花ちゃん」
先ほどの僕に睨みつける顔とは別に、にんまりと笑う竹田さんは気持ち悪かった。
「おはよー」
「体調は大丈夫なのかな?」
「全然大丈夫ですよ!心配ありがとうございます」
「よかったよかった」
このおじさんは女の子には優しい。
「あ、そうそう!昨日ね友達になった松坂くんだよ」
「え、そうなのかい?」
「は?なってねーだろ」
僕が突っ込むと、彼女の隣からものすごく強い威圧を受けたのに気づいた。
「友達じゃないの?」
「いや、あ!そうそう昨日ね!思い出したよ!新島さん」
変人しかいないじゃないか。この病院は。
友達になんてなりたくないし、関わることすらしたくないのに。
僕は彼女の顔を見つめる。
「うへへ」
憎もうにも憎めない彼女は笑う。どこか不思議な感覚。
ここから僕と彼女の普通じゃない日々が始まって行く。
気がした。
まだ、僕は君の何も知らない。
よろしくお願いします!




