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魔物との出会い

初投稿となります。

「へぁ.....？」

思わず漏れでるはなんとも気の抜けた俺の声。他の人に聞かれたら思わず嘲笑されそうだ。だがそれもしょうがないと思えるほどの目の前の光景。

その名は草原。前、右、左、後ろ、下、かろうじて上は水色だけど、何処ここという単語が俺の人生のなかで一番当てはまったきがする。というかした。

しかし俺サファリパークにも自然公園にも来た覚えないのに。何処だよここ。しかも服なんか違うし。俺制服着てたはずなのに。

今の俺の服は絶妙な制服テイストのフード付きなブレザーで裾は長い。高二男子の萌え袖って何処に需要があるのだろうか。そして下は半ズボンの２つの意味でくそ寒いコーデです。

だが、そんなことよりもだ。

俺は、言いたい。ここに連れてきたやつに、言いたい。

そう、それは俺を連れてきたタイミング。さっきまでは放課後。夕暮れの校舎裏で、あの子と俺の二人きり。紅く染まるあの子の顔に向かって、誠心誠意、心から。

「ずっと前から、君のことがs『突然の召喚』アッレレーココ何処ダー？」

だよ！

人生でもしかしたら一番大事かもしれない時。俺は大声で叫んだ。

「なんでも、告白の時に連れてくるこたぁないだろぉぉぉぉ！！！！」

そしてひとしきり叫び終わって冷静になり、バッグに入れていたスマホを見ると見事に圏外。

これ、このまま肉食動物とかに食われて死ぬのかなぁ。

俺の人生、終了のお知らせ。