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この不良引き篭もりをどうにかしろ!!  作者: あいむ
一節 異世界転移編
2/12

地道なスキル集め(1)




「起きろーーーー!!」


 三徹明けでつらそうなシロが元気なクロの声ではっきりと目を覚まし返す。


「おはようござい……ま……ふぁ?」


 シロは普通に返信しようとしたが周りの景色に目を奪われ言葉がおかしくなった。そこら全体が草木に包まれた森にいた。


「あんた今までどこにいたのよ‼」

「クロノスって神のところだよ」

「私はアルテミスって神のところにいたんだ~」


 シロはクロがクロノスといた間彼女はアルテミスという神の元にいたようだ。彼女を見ると服装がもとの世界から変わってないことに気づき、次に自分自身の服装を見た。すると文字が浮かび上がってきた。


シロ


種族 人間


性別 男


年齢 14歳


Lv.126


・HP 体力 670

・MP 魔力 525

・STR 攻撃力 749

・INT 魔法攻撃力 880

・DEF 耐久力 657

・DEX 器用 402

・AGI 敏捷 659

・LUK 運 13


技能スキル

料理スキル Lv.5

体術スキル Lv.5

棒術スキル Lv.4

裁縫スキル Lv.2

鑑定スキル Lv.1


特殊技能エクストラスキル

極真空手 Lv.10


魔法マジック


装備エクイップメント

パーカー Tシャツ ジャージ パンツ スマートフォン



 自分のステータスは鑑定スキルレベル1で見れるようだ。

 シロはステータスを受け継いだがゲームのスキルや魔法は受け継げなかった事に気づく。だが元々の現実で持っていた体術スキルやバットを振り回していたせいか、空手で初段を取ると棒術をならうせいかスキルはそのまま受け継がれていた。ゲームでは魔法に特化したステータスにしていたので魔法の方が火力が高い。


「クロは俺のステータスが見えてる?」

「名前とレベルしか見えないよ」


 シロはまたクロを見ると名前とレベルが浮かび上がり他に服装や小物の詳細などが見える。実に可愛らしい。鑑定スキルレベル1では他人は名前とレベルしか見えないようだ。


「クロのステータスはどう?」

「Lv.137よ」


 シロはドヤ顔で言ってくるクロに眉をしかめる。レベルは長く続けているクロの方が上だか、シロは徹夜を続け異常な速度でレベルを上げていた。


 クロが言うにはステータスは


クロ


種族 人間


性別 女


年齢 13歳


Lv.137


・HP 体力 762

・MP 魔力 520

・STR 攻撃力 873

・INT 魔法攻撃力 803

・DEF 耐久力 722

・DEX 器用 394

・AGI 敏捷 725

・LUK 運 13


技能スキル

体術スキル Lv.3

棒術スキル Lv.2

鑑定スキル Lv.1


魔法マジック


装備エクイップメント

Tシャツ パーカー スカート スマートフォン 



 こんな感じだ。クロはゲームでは剣士として直接攻撃に特化したステータスにしていた。


(この怪力チーターめ)


 シロはクロが言ったステータスで気になったことを言った。


「どうしたの?そんなにジロジロ見て」

「いや 装備のパンツとブラは?」

「そういうのは聞かなくていいの‼」

「うぉ!?」


シロは冗談のつもりだったがクロは頬を赤くしながら拳を振り下ろしシロはそれを受け止める。するとシロの足が地面に沈み半径二メートルほどのクレーターができる。直接攻撃特化の攻撃によりシロの顔が渋くなりHPは五分の一ほど削られていく。


「ちゃんと受け止めたつもりなのに何でHPがこんなに削れるんだよ……」


 クロはもう一度逆手を握りしめる。


「待て待て待て待て、頼む、痛いからやめろ‼ストップ‼ストォォォォップ‼」


 クロはまだ少々怒りながらも攻撃をやめる。


(これは早く魔法覚えないとクロに勝てないな……)


 お互いに鑑定スキルで見続けると鑑定スキルがレベル2になった。

 クロを見ると体力と魔力が追加されて見える。お互いが鑑定スキルLv.2になったがこれ以上続けたら日が暮れるので街を探しに動き出した。

 森を歩き続けると日が沈み辺りが暗くなってきた。するとだんだん回りが若干明るくなってきた。ステータスをみるとスキル欄に暗視スキルが増えていた。


「暗視スキルがとれたけどどうだ?」

「私も取れたー!!近くなら顔が見えるね」


 クロがシロに近づける。するとクロの顔が赤くし、「近いわよ‼」と言いシロを殴り吹き飛ばす。五分の四ほどあったHPが半分ほどに減ったシロが立ち上がると近くの茂みからカサカサと音がする。


「Aoooooooooooooo‼」


 その茂みから黒い狼が現れ遠吠えをあげる。鑑定スキルで黒狼ブラックウルフ、Lv.3、体力51、魔力41と表示される。自分の入っていたグループの名前の動物を攻撃するのは気が引けるがとりあえず武器が殴る蹴るしか攻撃手段がない。


ーーゴキッッ‼


 すぐに前に出たクロが狼の顔を蹴飛ばし鈍い音を鳴らすとその狼が吹き飛ばされ、森の木にぶつかるが木が折れる音を鳴らしながら吹き飛ばされる。


「シロ!!すごい力だよ!!」

「クロ少しは手加減しろよ。多分俺らが強すぎるんだよ」


 森の木が折れ歩きやすくなったからいいとしよう。倒れた木にリンゴが何個か出来ていたのでシロとクロは食べながらジャンパーパーカーのフードとジャージのポケットに入れていく。


 その後何体か黒狼ブラックウルフ牙熊ファングベアーと言う牙がとても長い熊が現れたが軽く攻撃をして倒していた。二人は峰打ちスキルや気配察知スキル、瞬動スキルなどが取得出来ていた。暗視スキルもLv.2になり見える範囲が広くなっていた。


 とりあえず使えそうなのでシロは牙熊ファングベアーの牙を根元から折りジャージのズボン下に積める。ジャージって結構便利だよね。

 二人は採取スキルを得たがシロはスキルを得る喜びは四徹目突入の眠気と頭痛にかき消され意識を失いかける。森を歩き続け日が昇るとシロは四徹の眠気と頭痛により貧血で目を閉じ倒れた。


 ◇


 シロが目を覚ますとまたクロが覗き込む形で目を閉じていた。白色の髪が顔の前で綺麗に吹き彼女の顔に目を奪われた。頭の後ろにいい感触と温かさを感じる。膝枕っていいよね。シロが体を起こすとクロは目を覚まし笑顔で挨拶してくる。


「おはよ!!」

「あぁ……おはよう……」


 シロは照れながら目をそらすと場所が森から草原になっているが二人の周りには魔物の死骸が大量にある。クロがずっとシロが寝ている間守っていたようだ。


「ありがとな……守ってくれてたのか……」


シロは礼を言った。するとクロは顔を赤くしながら言った。


「こちらこそ、ご馳走様……」


 得ていた聞き耳スキルでそう聞こえたが、シロは言葉の意味がよく分からなかったが彼女が幸せそうだったので、ポケットからリンゴを出し食べながらまた歩き始めた。


時間があったので二話更新です。

 ステータスなどはちょっとした法則的になっていますけど、電卓で計算するのがとても辛くて疲れますねw

 明日は学校とバイトが入ってくるので遅くなると思います。とりあえず頑張ります。

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