第2話
よろしくです!
「あっ、ちょい待った言い忘れたことがあるのじゃが」
「なんですか?」
「願いは3つ叶えられるのじゃが、最後の1つを聞いてなかったのでな」
えっ!?
あと1つ願いが叶うのか…てか、3つってアラ▪ンかよ…まぁ良い、とにかくあと1つ願いが叶うならこれを使わない手はないな…
「えっと、願いって言いますけどなんでもいいんですか?」
「もっと願いを叶えろとかの願いは無理だが、大抵のことは叶えられる」
「願いを叶える前に、何個か質問があるんですけど、いいですか?」
「ん?なんじゃ?なんでも言ってみ?」
「では、まず最初に----」
まとめて見ると
1、別の世界に行くことはできるが自分でどこの世界に行くか決めなければならない。
2、転移した時の年齢は決めることが出来る
3、転移する場所を選ぶことが出来る
4、転移後の年齢が10歳以下の場合は親が付き10歳以上15歳未満は親がつかず15歳以上の場合は職業を選ぶことが出来る
5、見た目、性別、身長、体重、種族などを決めることが出来る
6、 種族は、人族、獣人族、妖精族、
魔族、亜神などの種族から選ぶことが出来る(亜神以外は大量にいるが亜神だけは各世界にだいたい5~7人程度)
7、科学が発達した世界や、魔術が発達した世界、そしてどちらも発達した世界どこに行くのかも決めることが出来る
8、神様の年齢は1億歳から数えていない
8はどうでもいいが10歳以上15歳未満を選ぶやついるの?だって無職だぜ?
しかも亜神ってそんなそんなのも選べるの?もしかしてこの神様、結構偉いの?
それから科学も魔術も発達した世界って元いた世界と同じだから嫌だな。
「もう質問は終わりかの?」
「あ、ああ、質問は終わりだ」
「では、どこの世界に行きたいか、
どの種族がいいのか、などをこの部屋で決めてくれ」
「わかりました」
部屋に入るとそれはそれはシンプルな
デザインの部屋だった。
部屋は、白い10畳ほどの広さの部屋で
部屋の真ん中には、白い1人用の丸い机、
その上には全てガラスで出来たパソコンがある
パソコンの前に置いてある白い椅子に腰掛けパソコンを開くと自分の名前、性別、
身長、体重、見た目、種族を決めたりする欄があるその空欄をどんどん埋めていく
--------------------------------------------------------
2時間後
ガチャ
ドアの開く音がしたそこに立って居たのは神様だった
「まだ終わらんのか?」
「いえ、ちょうど今終わったところです」
「どれちょっと見せてみ?」
と言いながらどっこらしょと効果音が出そうな感じでパソコンの前の椅子に座った
「ふむふむ、この設定でいいのじゃな?」
「はい、大丈夫です」
と返事をすると最後の1つの願いを聞いてきた
あっヤベーすっかり忘れてた
さてどうしようか、うーん
あ、最後聞き忘れたことがあった
「あの、魔術のある世界に行った場合どのくらいの属性があるんですか?」
「それはの、すべての世界共通で
火、水、風、地、光、闇、雷、毒、
治癒、時空の10属性じゃな」
それなら最後の願いはこれにしようか
「じゃあ、最後の願いは10属性の魔術適正でお願いします」
「ふむ、わかった。それではこの設定で良いかの?」
そう言うと神様は1枚の紙を手渡してきた
「これは?」
「これはのお主のステータスじゃ」
ほうほう、これが今から俺が行く世界のステータスか…
『 名前 リュウト 男 (18歳)
レベル ∞
種族 亜神
体力 ∞ 魔力 ∞ 』
設定は、異世界 レユノル
転移場所 ランダム
職業 特に無し
身長 178cm
体重 60kg
3つの願いは、
1、別の世界に連れていく
2、シルも連れていくこと
3、10属性の魔術適正
「よし!これでいい、連れてってくれ!」
「わかった、その魔法陣から出るんではないぞ、あと、あの娘は転移したらすぐ側にいるようにしとくからのぅ」
そう言い終えると魔法陣が輝きだし、
次の瞬間目の前が真っ白になり、
草原の上に立っていた。