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詩集「月面戦争」  作者: 維酉
月面戦争
8/18

デブリ

 地球なんてゴミがぶつかった結果なんだから、わたしたちもゴミみたいなもんだよ。意味に引き込まれてだれかを愛するより、存在を透かして虚無を見つめたほうがやさしい。ぬるい温度がわたしの身体を満たす。血潮。酸素の巡回。


 くさいゴムみたいに伸び縮みして、思考ぜんぶをすっぽり覆えるような充足感がほしい。魂は腐食していまでは半分も残らない。生きている部分だけ残して、死んだ部分はちゃんと殺して、しっかり食べていかなくちゃ。


 こころは経済的な純粋を見過ごして、ただ五月にむちゃな夢を見る。曇天に嵐をおもいえがく。コンビニでゴムを買った。

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