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詩集「月面戦争」  作者: 維酉
月面戦争
3/18

はろ

 雨のにおいがする すこし薄いけれど 雨のにおいがする 西向きの風 はろる、はろるろ 風がにおいをはこぶ はろる、はろるろ 西向きの風


 惑星 すくなくとも純正の箱舟 彗星 おそらくは惰性の連帯 白だ どこかしらから雨 雨のにおいがする こんな惑星のすみっこで雨のにおいがする


 空気のおもさ 胸の空虚さ コンクリにしみこんで においはすこし薄いけれど からだのけだるさ 鈍色だ どこかしらから ぽつ ぽつ あしおと サイレン


 風が雲をはこぶわ はろる、はろるろ、はろるるら それは西向きの風

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