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詩集「月面戦争」  作者: 維酉
月面戦争
13/18

雑書き

 パラドクスの檻で、届かないだけ物理の時間。自由落下の歪曲していく初夏は凡庸に彼方だ。狂ったひとの血走った瞳がすきで、狂人の出る映画を何度も見た。ある役者はいつもいつもシリアルキラーに扮していた。包丁のきらめきが自由落下だった。蒸し暑そうな夜だった。よくある血のぬめりに吐きそうなくらい間近な恐怖。夜空の星まで狂いはじめる。映画のシーンは何度も繰り返される。ディスクが回転するたびに読み込まれてすりきれていく。いまではあまり観ない。

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