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詩集「月面戦争」  作者: 維酉
月面戦争
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群青

 街に沈み切るころ 群青の石畳に かおる初夏の風は鎔けて 愛される機械 フェンス越しの蜃気楼 青だ 風がほおを噛む 月曜日の雲 かすかな潮の香 禍いのささやき 鏡にうつるあなた 青色だ すべて青色に染まっていく 倦怠な嘘で塗り固めた社会の 街に沈み切ること。


「猫も花も雪も星も、その他いっさいのすべてが青色だ」


 街に沈み切るころ――わたしは小学校の裏手で死んだように歩き、かおる初夏の風に噛まれていた。すべてが青に染まる、その幻影を見て、いずれかの道をあきらめた。

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