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詩集「月面戦争」  作者: 維酉
月面戦争
10/18

さよなら

 記憶より大事ないまを求めて 呼吸する ひとつの生命として生きる 波の立たない初夏の 記憶違いな暮らしのいびつが 白々しくてこわい。


 善悪の神様 狂ってる愛の塊 花の咲くなれ果ての骸があって それに埋まってかなしいイメージと親しんで まだ同じ場所にいるんだ どんな世界の見方をしても座標自体は変わらない わたしは空間の狭間にぼんやりと置いてかれる。


 さよなら がかなしくて どうしてわたしはひとを愛すのかと 消え入りそうなことばを弄して そっか さよならをしよう さよならをしようよ そうやっていつまでもここにいよう ここにいようよ。

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