第五十八話 チートキャラ
決闘はスカイスナイパーズの勝利となり、ブラックゴーストは敗北、消滅した。
『なんなんですかあの人……』
そうつぶやく観戦者と化したカリナちゃん。
「実際強すぎだと思うんだけど。空手か柔道かの心得もあるみたいだし」
僕は言った。
「私も詳しくは知りませんが、以前自衛隊に居たとか」
そういうメリッサ。
「プロじゃん……。チートすぎるね」
ミレーヌはそう言った。
「もう少女ですらねえだろ。ある意味卑怯すぎるわ! まあ別に規約には違反してねえだろうけどさ!」
そういうシビラ。
「まあ色んな人がこのゲームやってるしね。レンジャーだろうが米軍だろうがウェルカムだろうし」
そういうオリアーヌ。
「勘弁してほしいけどね……」
僕はそうつぶやいた。
「結局、残りのクラスはいくつなんでしょうか~?」
そう聞くイリーナ。
「うちの記憶が確かなら、あと5チームやな」
そういうカトリーナ。
「私達とスカイスナイパーズ、ヴォルテックス、レインボースターズ、あとはミラージュナイツだっけ? そんな感じだね」
そういうレナータ。
「スカイスナイパーズは一応実力を見せてくれたけど、他三チームは不明だね」
僕はそう言った。
「ヴォルテックスもどうなってるか私にはさっぱりだしな。まあリーダーはランサーだけどさ」
そういうシビラ。
「うちは以前とそんなに変わってないけどね」
ファイナさんはそう言った。