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マジックガールズ・センテナリーフェスタ  作者: 秀一
第六章 荒野の階層 50階~60階 弱肉強食の対人戦
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第五十六話 カレーパーティー


 僕達はゲーム内で、カレーパーティーを行っていた。

 

 主催はブラックゴーストのカリナちゃん。カレーは闇の魔法少女の食べ物なのだ! とか何とか言っていた。

 

「この緑色のカレー、意外と美味しいね」

 そういうグレース。

「そうでしょ? まあこれは意外と王道だけどね」

 そういうカリナちゃん。

 

「確かにほうれん草カレーは美味しいな」

 そういうファイナさん。馴染んでいる。

「何かもう、ウチのメンバーみたいですね、ファイナさん」

 そういうシビラ。

 

「私はマトンカレーをもらおっと」

 そうやって羊肉カレーを食べるブリュンヒルデ。

「リーダーも順応性が高いですね……」

 そういうスカイスナイパーズのメンバーたち。

 

「インドカレーなんて地味だから。これからの時代はタイカレーだよ!」

 そういうレインボースターズのリーダー、アンナ。

「そう言う問題かなあ……」

 同じくレインボースターズのヘレナも、グリーンカレーを食べていた。

 

 結局、ほぼ全プレイヤーが集う祭りと化した。みんなカレーが好きなんだろう。

 

 青い短髪の小さな少女もカレーを食べていた。

 

「おや、見ない顔だね。君は?」

 ブリュンヒルデが聞いた。

「ミラージュナイツの、ウルジュラと言います」

 少女はそう言った。

「そうかそうか。楽しんでいってくれ」

 そういうブリュンヒルデ。

 

「これはスカイスナイパーズの祭りじゃないんだけど……」

 そういうメリッサ。

「まあどうでもいいじゃん。楽しめれば良いよ」

 そういう僕。

 

 何かよくわからないけど、盛り上がってきた。みんな楽しそうに話してる。こういう楽しいゲームなら良かったんだけどなあ。

 

「それにしても、スカイスナイパーズ、強いみたいですね」

 カリナはそう言った。

「いやいや。ブラックゴーストの方が強いだろう」

 そういうブリュンヒルデ。

「どうですかね。まあ、『白雪の超能力者(スノーテレパス)』を欠いたのは問題かもしれませんが」

 そういうカリナちゃん。

 

「確かにメリッサが居ないのは想定外だったな。でも代わりのメンバーだって頑張ってるよ」

 そういうブリュンヒルデ。

「……そうですか」

 カリナちゃんはそう言った。

 

「それじゃあ、試させてもらいましょうか」

 カリナちゃんはそう言った。

「!」

 驚くブリュンヒルデ。

 

「《ブラックゴースト》は、《スカイスナイパーズ》に、決闘を挑む!」

 カリナちゃんは宣言した。

 

 ※ブラックゴースト が スカイスナイパーズ に決闘を挑みました!※

 ※決闘を断ることはできません※

 ※スカイスナイパーズ は 速やかに決闘の日時を決めてください※

 

「へえ、まさか挑んでくるとはね……」

 ブリュンヒルデはそう言った。

「ここであなたたちを倒せば、かなり有利に立てますしね」

 カリナちゃんはそう言った。

「……ま、そうかもな。今日の18:00に決着を付けようか」

 ブリュンヒルデはそう言った。

 

 ※決闘は 本日 18:00です※

 ※放棄すると自動的に負けになります。ご注意ください※

 

「まさかスカイスナイパーズに挑むとはね」

 メリッサは驚いていた。

「すいませんね。私達も全力で戦いますので」

 カリナちゃんはそう言った。

 

「その勇気には敬服するが、一つだけ忠告しようか」

 ブリュンヒルデはそう言った。

「何ですか?」

 カリナちゃんは聞いた。

「私は強いぞ」

 ブリュンヒルデはそう言った。

「……大した自信ですね。でも私達は、負けませんから」

 カリナちゃんはそう言った。

 


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