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マジックガールズ・センテナリーフェスタ  作者: 秀一
第六章 荒野の階層 50階~60階 弱肉強食の対人戦
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第五十二話 準備


 僕達は、ひとまず城へと戻った。

 

「おかえり、おにいちゃん」

 メリッサが迎えてくれた。

「ただいま。それにしても、大変なことになったね」

 僕は言った。

 

「まあ仕方ないよ。こういう事もあるよ」

 そういうメリッサ。

「こうなった以上は仕方ないですね……。それにしても、あのテクノトリッパーズ、でしたか。どういった人たちなのでしょう?」

 アメリーさんが聞いた。

 

「確か、テレパス主体のチームだったかと。詳しくは盗賊ギルドにお金払わないとわからないだろうけど、日数がかなりかかるからもう無理だね」

 そういうメリッサ。

「ん? それならもっと後に決闘の時間をずらせばよかったんじゃ」

 僕は言った。

「さすがにそうはいかないよ。決闘は挑まれたら、次の日の夜までには受けないといけないから」

 オリアーヌは言った。

 

「テレパス相手だと私は役に立てないなあ」

 ガリーナが言った。

「そうだね。反射されちゃうし。メリッサは心強いけど、敵にすると厄介な相手だよね、テレパス」

 そういうミルヤ。

 

「どういう風に戦うの?」

 僕は聞いた。

「難しい所だね。それこそ、単純に前衛で殴りに行くのが良いかも……」

 そういうメリッサ。

「お、そうなのか? それなら楽で良いんだが」

 シビラは言った。

 

「テレパスは魔術の妨害もできるし、魔術主体でやると負けやすいんだよな。特に召喚魔法は妨害されやすいから、サモナーにとっては厄介だ」

 そういうオリアーヌ。

「ネクロマンサーにとってもそうですね~、本当に前衛主体で挑むので?」

 イリーナは聞いた。

「ただそれはそれで危険だと思うんだよね……。相手のパーティーが不明だし。結局、バランスのいいパーティーを組むしかないかもね」

 メリッサは言った。

 

「とりあえず、決戦に備えて訓練すべき? それともダンジョンで稼ぐべきかな」

 僕は聞いた。

「この先はもうあまり稼げないし、敵も強いから危険だよ。訓練すべきだね」

 メリッサは言った。

「いよいよ対人戦ですか……。怖いですね」

 アメリーさんは言った。

「ただ、これもこのゲームの醍醐味だしな。勝てるかはわからないが、楽しんでいこう」

 シビラは言った。

「そうだね」

 僕は同意した。

 


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