表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
マジックガールズ・センテナリーフェスタ  作者: 秀一
第三章 海の階層 21階~30階 呪われし墓場
33/133

第三十話 海産物


 ゲーム内。

 

 僕達は、いよいよ21階に向かう。このゲームのプレイヤーの大半が死ぬ恐ろしいエリアらしいが、進まないわけにはいかない。

 

「とにかく、ここさえ抜けてしまえばあとはそうでもないから、まずは20層の突破だね」

 メリッサはそう言った。

「そういうものか。メンバーとしてはどうするの?」

 僕が聞いた。

「私は確定として、グレースさんかな。海だと、雷撃魔法に弱い敵が多いからね」

 メリッサは言った。

「私も結構酷使されてるよね。魔法のゲームだから仕方ないかもしれないけどさ」

 グレースはそう言った。

「後は難しい所だね。敵との接近を避けて戦いたいけど、後半になると水量も増えてそうもいかなくなるしさ」

 メリッサはそう言った。

 

「そうなると、僕の力も必要?」

 僕は聞いた。

「そうだね。前衛も居た方が良いよ」

 メリッサは言った。

「私も何もしないのは性に合わないしな。前衛三人とメリッサ、グレース、後一人は、誰にするか……」

 シビラが言った。


「悩むなら、是非私に!」

 やる気満々のレナータ。

「危険やと思うけどなあ。大丈夫か?」

 カトリーナが心配する。

「大丈夫です! 私は熟練者ですから!」

 古参アピールをするレナータ。

 

「まあ、やる気があるのは良い事だし、それで行くか。プリンセスのヒットポイントと防御力はとても低いから、みんなで守ってね」

 シビラはそう言った。

「僕も頑張って守るよ」

 僕は言った。

「ありがとうございます! カオリさん!」

 レナータはそう言った。

 

 僕達は20階へとワープした。そこから21階に進む。

 

 そこは海だった。美しいエメラルドグリーンの海と太陽、砂浜が輝いている。南国風の楽し気な音楽が鳴る。

 

「ずいぶん楽しそうだね。なんか泳ぎたくなりそう」

 僕はそう言った。

「泳ぐと確実に死ぬけどね」

 メリッサが忠告した。

「そうなんだ……」

 ビビる僕。

「なんていうか、このゲームってブラックジョークだよね」

 おねえちゃんがそう言った。まったくだ。

 

 まずは巨大なウニが2体やってきた。襲ってくるようだ。

 

「おいしそうだね……」

 そんなことをいう僕。

「まあ……、でもあのとげに刺されたら危ないよ」

 メリッサが言った。

 

「では参ります! 《赤魔法:電撃》!」

 レナータが電撃魔術を放つ。電撃ビームが指先から放たれ、ウニを感電させ、倒した。

「やるね。《赤魔法:電撃》!」

 グレースも電撃魔法を放った。もう一体のウニも撃破した。

 

 敵を撃破しました!

 全員レベル16に上がった!

 

「そんなに敵も強くないし、経験値も手に入るようだね」

 僕は言った。

「そりゃそうだよ。でも油断は禁物だよ」

 メリッサが言った。

 

 22階へと進んだ。砂浜だけど、少しずつ波がこちらにやってきている。

 水がこちらに来たと思うと、鮫が一体、襲い掛かってきた!

 

「《赤魔法:電撃》!」「《赤魔法:電撃》!」

 レナータ、グレースの連続攻撃が決まる。敵の動きが止まった。

「はあ!」

 僕はすぐさま攻撃をかける。拳で一撃、更に蹴りを加えた。

「たああ!」「てい!」

 ミレーヌ、シビラも攻撃を加えた。鮫はそのまま死んだ。

 

 敵を撃破しました!

 全員レベル17に上がった!

 

「ふう。どんどん上がっていくね」

 僕はそう言った。

「そうだね。これは気持ちいいね」

 ミレーヌはそう言った。

「しかしこちらのパーティーによっては危険な相手だしな……。気を付けないと……」

 シビラは警戒する。

 

 23階へ。

「《超能力:感知》」

 メリッサは感知能力を使う。辺りを探る。

 

 大きな貝2体が行く手を邪魔しているようだ。

「何とも美味しそうな相手が豊富だね」

 僕は言った。

「どうってことない相手だね。魔術師チーム、よろしく」

 メリッサは言った。

「はいはい。《赤魔法:電撃》!」

 グレースからバババ、と電撃が放たれ、一体を撃破した。

 貝の動きは遅い。

「《赤魔法:電撃》!」

 レナータの攻撃で、もう一体も死んだ。

 

 敵を撃破しました!

 全員レベル18になった!

 

「順調だね、本当に」

 僕は言った。

「今のところはね。調子に乗るのは駄目だよ」

 メリッサは警戒している。

「ついつい気軽に進んじゃいそうだね。怖いね」

 おねえちゃんはそう言った。

 

 24階へと進んだ。

「どうかな……。《超能力:感知》!」

 辺りを探るメリッサ。海からのそのそと大きなタコがやってくる。

「とことん食べられそうな相手だね。焼いたらタコ焼きになりそう」

 僕は言った。

「んじゃ焼こうか。《赤魔法:火炎球》!」

 ドーン! と火炎魔法を放つグレース。

「電撃魔法で良いと思うけど……。《赤魔法:火炎球》!」

 レナータも火炎魔術を放ち、タコを焼き殺した。

 

 25階。

 

 突然辺りが暗くなり、音楽が変わる。周りが見えず、不安が募る。水量も一気に増えた。

 

「う、これは……」

 恐怖を感じる僕。

「気を付けてね。ここからは特に危険だよ」

 メリッサが言った。

「そうみたいだね……」

 ミレーヌも緊張している。

「メリッサ、早く感知を」

 シビラは言った。

「うん。《超能力:感知》!」

 メリッサが能力を使う。

 

 海の中から人型の怪物が襲い掛かって来る。槍を持った魚人のようだ。

 

「何とかなる相手だね。電撃魔法を!」

 メリッサが言った。

「《赤魔法:電撃》!」「《赤魔法:電撃》!」

 すぐさま、グレースとレナータが魔術を放つ。2体の動きが止まった。

「《超能力:精神波動》!」

 メリッサが攻撃能力を放った。精神波動で空間が歪む。

 

 ※サハギンBは混乱した!※

 ※サハギンCは混乱した!※

 

 どうやら混乱が決まったようだ。魚人はふらふらとしてそこらじゅうを攻撃する。

「へえ、そんなこともできるんだね」

 僕は言った。

「テレパスはそんなに強くは無いけど、色々便利な能力があるんだよね」

 おねえちゃんはそう言った。

「《赤魔法:電撃》!」「《赤魔法:電撃》!」

 電撃魔法をグレースとレナータが撃ちまくり、魚人たちを倒していった。

 

 敵を撃破しました!

 全員レベル19に上がった!

 

「キャンプ」

 シビラが宣言した。蒼い光が広がる。

 

「ふう、大分進んだね。もう少し進むの?」

 おねえちゃんが聞いた。

「行けるだけは行きたいね。難敵に塞がれる可能性も高いしね」

 メリッサがそう言った。

「だな。悪役に塞がれたらどうせ進めないし、できれば28階まで行ってしまいたいところだが」

 シビラは言った。

「それはちょっと欲張りだね。一日一階層でもいいぐらいだよ」

 メリッサが言った。

「そんなものか。まあ、とりあえず進もうよ。だめなら帰ろう」

 僕は言った。

「ま、そうだな。キャンプ終了!」

 キャンプが終わり、光は消え去った。

 

 そして、26階へ。

 

「《超能力:感知》……」

 メリッサが調べる。

 海から、のそのそとイカ3体がやってきたようだ。目が光っている。

 

「ついてるね……。《赤魔法:電撃》!」「《赤魔法:電撃》!」

 電撃を撃ちまくるレナータとグレース。イカは痺れ、死んでいく。

「《赤魔法:電撃》!」「《赤魔法:火炎弾》!」

 グレースとレナータが更に魔術を放つ。

「《赤魔法:火炎弾》!」「《赤魔法:火炎球》!」

 火炎魔術を放ち、イカを撃破した。

 

 敵を撃破した!

 全員レベル20になった! 《第二の切り札》を習得した!

 

「お、20になったみたいだね。《第二の切り札》って?」

 僕は聞いた。

「20になると、第二の切り札を使えるんだよ。と言っても、かなり戦闘が進まないと使えないけどね。一日一回使える切り札だよ」

 メリッサが言った。

「そういえば、お前はまだ《第一の切り札》も使ってないよな。《ヘルプ:切り札》とかを見て覚えときなよ」

 シビラが言った。

「ふうん、そっか。《ヘルプ:切り札》」

 僕は言った。

 

 ※これはヘルプです※

 ※レベル 20 の グラップラーは次のような能力が使えます※

 ※《第一の切り札:正拳突き》(強攻撃)※

 ※《第二の切り札:二段蹴り》(強二連攻撃)※


「これは叫べば使えるの?」

 僕は聞いた。

「まあそうだね。と言っても、ある程度戦闘が進んで体が光らないと使えないけどね」

 おねえちゃんが言った。

「ボス戦とかで使うと良いと思うよ」

 メリッサが言った。

 

「さて、更に進もうか」

 シビラが言った。

「あーちょっと待って。もう電撃魔法カードが乏しくなってきた」

 グレースが言った。

「私もちょっと。買わないと……」

 そういうレナータ。

「え、カード?」

 僕は聞いた。

 

「このゲームの魔法はカードが無いと使えないんだよ」

 メリッサが言った。

「そうなんだよな。まあジェニーでも買えるし、渡しとこう。《グレースに200ジェニーを渡す》」

 シビラは言った。

「そんなこともできるんだね。僕もレナータに渡しとこうか?」

 僕は言った。

「お願いします! どうぞお恵みを!」

 あくまで下手に出るレナータさん。

「わかったよ。《レナータに200ジェニーを渡す》」

 僕はゲーム内通貨を支払った。

「私も感知がちょっと心許ないかな」

 メリッサが言った。

「なら私が払うよ。《メリッサに200ジェニーを渡す》」

 ミレーヌは払った。

「ありがと、お姉ちゃん」

 メリッサは言った。


「ちなみにカードってのは欲しいのが手に入るの?」

 僕は聞いた。

「いや、それが全く手に入らないんですよ。ブースターとかデッキとかを買わないと」

 そういうレナータさん。

「そうなんだ。がめついね……」

 僕は言った。

 

「その点、私達は前衛だからあんまりお金要らないんだよね」

 そういうおねえちゃん。

「なるほどね。後衛職の方が強いのはそういう理由もあるんだね」

 僕は言った。

「まあそういうことだね」

 メリッサは言った。

 

「さて、いずれにせよ今日はここまでにしようか。ま、26階まで来れたら十分だろう」

 シビラは言った。

「当然だね。では、《超能力:帰還》!」

 メリッサの能力で、僕達は街へと帰った。

 


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ