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マジックガールズ・センテナリーフェスタ  作者: 秀一
第二章 森の階層 11階~20階 潜む悪意
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第二十七話 世界の料理


「ふー」

 僕達は、カフェでコーヒーを飲むことにした。

 コーヒーにも結構色々あるらしい。マンデリンとかブルーマウンテンとか。まあ違いは良く解んないけど。

 

「さて、メンバーが集まるまでどうしよう?」

 ミレーヌが聞いた。

「まあ、この辺にはいないとわかんないだろうし、ここで何か食べていようよ」

 メリッサはそう言った。

 

「そうだね。ところで、ここってどんなものが食べられるんだっけ?」

 僕は聞いた。

「何でも食べられるよ」

 メリッサが答える。

「何でもって言ってもね……例えば?」

 僕は聞いた。

 

「要するに、基本的な料理なら何でも食べられるんだよ。フランス料理とかもあるぞ」

 シビラが言った。

「どれもおいしいしね。料理目当てで来てる女の子も居るよ。太らないしね」

 グレースは言った。

「ですよね~。体重はやっぱり気になりますし~」

 イリーナはそう言った。

 

「へえ、そうか……」

 僕はカウンターを見てみることにした。日本料理が集まっている場所がある。

 

「『特上うな丼』とか『蟹すきセット』なんてものもあるんだね。こんなの現実だといくらかかるか……」

 僕は驚いた。

「『神戸牛ステーキ』なんてのもあるんだよ、薫くん! 好きなだけ食べて良いよ!」

 そういうミレーヌ。

「凄く美味しいそうだけど、こんなの食べると現実の方がおいしくなくなるんじゃ」

 僕は言った。

「確かに、ゲーム内に引き篭もる事件とかはたまにあるね」

 メリッサが言った。あるんだ……。

 

「それなら『ハンバーガーセット』にでもしておけよ。おすすめだぞ」

 シビラが言った。

「そうしようかな。アメリカ料理のところか」

 僕はそう言って、ハンバーガーセットを頼んだ。大きめのハンバーガーとフライドポテトにコーラがついた、由緒正しいハンバーガーセットだ。

 味も素晴らしい。当然だけど。

 

「いやー、おいしいね」

 僕はそう言った。最近は体を気にして、ハンバーガーセットは食べないしな。

「そうだね」

 メリッサは石焼ビビンバを食べているようだ。おいしそう……。

 

「料理なら中華料理でしょ!」

 そういうおねえちゃん。麻婆豆腐を食べている。

「いやいや。イタリア料理こそ至高だぞ」

 シビラはスパゲッティ・カルボナーラを食べているようだ。

 

「せっかくだし、高級料理を食べたいと思わない?」

 そう言ってグレースはテリーヌを食べていた。どんな味がするんだろう?

「そうですよね~」

 イリーナは魚介たくさんのパエリアを食べているようだ。

 

「本当に世界の料理が楽しめるんだね。こりゃ凄いね」

 僕は言った。

「あんまり夢中になると攻略がおろそかになるけどね」

 メリッサはそう言った。まあそうかも。


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