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マジックガールズ・センテナリーフェスタ  作者: 秀一
第一章 始まりの階層 1階~10階
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第十九話 最強のJK


 その日、ゲーム内。

 僕達はいよいよ、ボスに挑むことになった。でもその前に、カフェで食事することにした。

「おいし~い」

 早速チーズケーキを食べるおねえちゃん。現実だと太りそうだが、まあゲームだし。僕もタピオカミルクティーを頼んで飲むことにした。

 

「おにいちゃん、タピオカ大好きなんだね」

 メリッサが言った。

「まあね。タピオカは別腹だよ」

 僕は無茶を言った。

「ていうか、クレープも好きだもんね、薫くん。どう考えてもJKとしか思えないよ」

 そんなことをいうおねえちゃん。

 

「あはは、そうだったな。バナナチョコが好きなんだっけ?」

 そういう桃花。

「まあね。バナナチョコは王道!」

 断言する僕。

 

「ある意味最強の女子高生やな。ウチもクレープは好きやけどさ」

 そういう優奈ちゃん。

「心はJKの空手少年……。これは記事になりそう!」

 不穏な事を言う由美ちゃん。

「新聞を売って儲けよう! あ、薫おにいさん、記事にしてほしくなければお金を払ってね!」

 ナチュラルに脅してくる萌恵ちゃん。

 

「まあそれはどうでもいいけどさ。結局どんなパーティーでボスに挑むわけ?」

 僕はシビラに聞いた。

「んー、そこも悩みどころなんだよな。どうすっかな……」

 ストローをくわえてミックスジュースを飲みながら天を仰ぐシビラ。

 

「とりあえず私は確定でしょ。あとグレースも必要だよね」

 おねえちゃんが言った。

「そうだね。あとせっかくだし、アメリーさんも入れるべきでしょ」

 そういうグレース。まあそうだ。

 

「私ですか? お役に立てるでしょうか……」

 不安そうなアメリーさん。

「そりゃ役に立てるでしょ。私も連れて行って欲しいな」

 そういうオリアーヌ。

 

「私は死ぬかもしれないしやめといた方が良いよね」

 そういうレナータ。

「そうすると前衛はおにいちゃん、おねえちゃん、シビラさんで、後衛はグレースさん、オリアーヌさん、アメリーさんかな」

 そういうメリッサ。

「そうだな。それしかありえないな」

 シビラは言った。

「僕もそれで良いと思うな」

 僕は言った。

「異論はないね。そのパーティーで行こう!」

 おねえちゃんが言った。

 

 僕達は食事を終え、教室に戻った。教室にある転送施設から8階へ向かい、一気に9階のボスに挑む。

 

「よし、準備は良いな。転送だ!」

 シビラが装置を発動させ、僕達は8階へ。そこから9階へと昇り、ボスに挑む。

 


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