表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
マジックガールズ・センテナリーフェスタ  作者: 秀一
第一章 始まりの階層 1階~10階
17/133

第十五話 旧友


 その日の夜。

 

 僕達は海老フライを食べ、大満足していた。僕は横になった。

 

「おにいちゃん、食べてすぐ寝たら豚になるよ」

 そういう秋奈ちゃん。

「いやいや、これが体に良いんだよ。少なくとも肝臓には良いらしいよ」

 僕は言った。

「そうなの? まあ良いけど……」

 秋奈ちゃんはそう言った。

 

「そういえば、今日はマジックガールズをやってたんだよね? どうだった?」

 おねえちゃんが聞いた。

「結構メンバーが集まってきたよ。ヒーラーが居ないのは相変わらずだけど……」

 そういう僕。

「そうなんだ……」

 おねえちゃんはそう言った。

 

「募集してたし、もしかしたら誰か来てるかもね。ちょっとやってみようか」

 秋奈ちゃんは言った。

「そうだね。誰か待ってたらほったらかしにするのは良くないし」

 僕は言った。

「良いかもね。私もちょっとはレベル上げしたいしさ」

 おねえちゃんはそう言った。

 

 僕達は機器を付け、仮想世界に飛び込んだ。

 

 ※ログインしています…… しばらくお待ちください※

 

 僕達はまたゲームの世界へと降り立った。夜にはプレイヤーが多い。やはり昼間や朝よりは多いのは当然と言うべきか。ていうか、仕事とかしてる人も居るのかもね。別に子供でないとやっちゃダメなわけじゃないし。大きいお友達ってやつか……。

 

 僕達はカフェに向かい、ソニックレイジが募集しているテーブルに向かった。

 

 するとそこには、眼鏡をかけた少女が新聞を読んで待っていた。

 

「お、オリアーヌじゃん。久しぶり」

 メリッサがそう言った。

「ん? ああ、メリッサか。お前はスカイスナイパーズに?」

 オリアーヌと呼ばれた少女は聞いた。

「いや、このソニックレイジだよ。今回はね」

 メリッサは言った。

 

「へえ、そうなのか。サモナーを募集してるみたいだから、興味があってね。ていうか、このゲームソロではどうにもならないしさ」

 オリアーヌはそう言った。

「じゃあ是非加入しなよ。サモナーが欲しかったんだよね。まあ本当に欲しいのはヒーラーなんだけどね……」

 メリッサは言った。

「ヒーラーいないのか。それはきついな。まあ、良いか。よろしく、メリッサ。ちなみにそちらの二人は?」

 そう聞くオリアーヌ。

「僕はカオリだよ」

 そういう僕。

「私はミレーヌね。あなたはメリッサの友達なの?」

 ミレーヌはそう聞いた。

「まあ、そうですね。友達というのが一番的を得ているかもしれません。結構前からメリッサとはよく遊んでますからね」

 オリアーヌはそう言った。

「オリアーヌは相当上手いサモナーだよ。きっと活躍してくれるよ」

 メリッサは言った。

「そりゃ心強いな。よろしく、オリアーヌ」

 僕は言った。

「よろしく。ちなみにボクっ子なの?」

 そう聞くオリアーヌ。

「……うーん……」

 何と答えればいいか悩む僕。

 


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ