第十三話 募集
僕達は街へと帰還した。まずは、教室へと戻る。
「おかえりなさーい」「おかえりー」
そういうカトリーナとミルヤ。
「ただいま」
僕はそう言った。
「はいこれ。頼むぞアーチャー」
そう言って★風神の弓を渡すシビラ。
「あざっす! 活躍して見せますよ!」
それを受取り、喜ぶミルヤ。
「良い感じだねえ。今回の事を新聞記事にすればもっとプレイヤー来るかも!」
そういうガリーナ。
「いやいや。島に居るプレイヤーが微々たるものすぎるやろ……」
ツッコむカトリーナ。
「ヒーラーに関しては募集してるんだけどな。私達は9人。あと3人余裕があるから、ジョブを固定せずに募集するかな」
そういうシビラ。
「それでも良いですけど、後の『サモナー』と『プリンセス』も絶対に欲しいジョブですからね。特にプリンセスはヒーラーの代用にもなりますし」
そういうメリッサ。
「んー、そういやそうか。でもプリンセスって滅茶苦茶死にやすいって噂だけど」
そういうシビラ。
「そうなんですよね……。そう考えると難しい所ですよね。サモナーは超強いんですけど……」
メリッサは言った。
「サモナーさんのありえない強さは有名ですからね~。私も迷ったんですけど、ネクロマンサーのほうが何となく悪そうでカッコいいかな、と~」
そういうイリーナ。……まあその気持ちは何となくわからないでは無いけど……。
「とりあえずそのサモナー? とヒーラーを募集すれば良いんじゃ? プリンセスについても一応募集しておけば良いんじゃないかな」
僕はそう言った。
「そうだね。そうしておくよ」
シビラはそう言って、カフェの設定をいじっていた。