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マジックガールズ・センテナリーフェスタ  作者: 秀一
第十章 終焉の階層 91階~99階 その先にあるものは
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第九十五話 最終確認


 朝8:00。

 

 ソニックレイジのメンバーは訓練場に集合し、ラスボス戦の最終確認を行う。

 

「第一形態はまあ普通の剣士だね。白魔法を使う事があるから、キャンセルしないと」

 メリッサは言った。

「そうなんですか。それは厄介ですね」

 アメリーさんが言った。

「回復とか、その時点で卑怯千万だよね。第二形態は? あ、ていうかさ。パーティーは固定じゃないの?」

 ガリーナが聞いた。

 

「その点は心配ないよ。ラスボス戦では、形態が変わるごとにパーティーを組みなおせるからね」

 オリアーヌはそう言った。

「へえ、そうなのか。意外と親切だな」

 シビラはそう言った。

「まあ、そうでもしないと誰も攻略できないだろうしね……」

 オリアーヌはそう言った。

 

「第二形態は射撃攻撃に弱いから、ガリーナとミルヤはそこが活躍の場だよ。第三形態は危険だから一気に倒さないといけないね。第四形態になると、全員で戦うことができるよ。まあその分事故死する可能性も増えるから危ないけどね」

 メリッサはそう言った。

 

「第三形態は危険だという事だけど、どの辺が?」

 僕は聞いた。

「この形態は不定形の黒い塊みたいなやつで、取り込まれてしまうと何も出来なくなっちゃうんだよね。まあ外から救出することはできるけどさ。とにかくトランプを連発して片付けるべきだよ。おねえちゃんとシビラさんはここでジョーカー以外は使っちゃっていいだろうね」

 メリッサはそう言った。

 

「メリッサさんが居てくれて本当に良かったですね~。それで、最終形態は結局どうするんですか?」

 イリーナが聞いた。

「一応個人の動きはメールしといたけど、要するにみんなで神降を撃ちまくって倒すだけだよ。もっとも、重要なのはグレースさんの神降だけどね」

 メリッサはそう言った。

「私の神降って、味方全員から力を奪い取るとかいうやつみたいだけど。こんなの使っていいの?」

 グレースは聞いた。

「良いんだよ。最後の手段だけどね。最後だから良いんだよ。とにかくメイガスを強化して最強魔法を撃たないと勝てないんだよね」

 そういうメリッサ。

「主人公的なものか。ま、最後ぐらいはそんな感じでも良いのかもね」

 グレースはそう言った。

 

「いよいよ最終決戦か……。ウチも役に立てるかな」

 カトリーナはそうつぶやいた。

「ここまできたら、大団円と行きたいよね。例え陳腐でもさ」

 グレースはそう言った。

「せやな」

 カトリーナはそう言った。

 

「行こう、みんな。決着を付けに」

 僕はそう言った。みんなはうなずいた。

 


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