表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
マジックガールズ・センテナリーフェスタ  作者: 秀一
第十章 終焉の階層 91階~99階 その先にあるものは
112/133

第九十話 宝物庫戦 VS死者の王


 僕達は宝物庫の中に入った。

 キラキラと輝く壁。その玉座に鎮座するのは、髑髏の顔をしたアンデッドのようだ。ボロボロのマントを着て、杖を構える。

 

『危険な相手だね……。黒魔法に気をつけて』

 メリッサが忠告する。

「何とかキャンセルを狙うかな」

 グレースはそう言った。

 

 戦闘が始まった。まずはレナータが魔術を詠唱する。

「《赤魔法:火炎球》!」

 炎の球が放たれ、命中。敵を焼き、ダメージを与える。

「……《黒魔法:暗黒弾》」「《青魔法:魔法消去》!」ガキン キュウン

 敵の魔術はグレースがキャンセルした。

 

「行くぞ! とりゃあ!」

 僕が先頭に立ち、ミレーヌとシビラが続く。

「《拳技:前蹴り》!」「《剣技:豪壮なる一撃『蘭』》!」「《槍技:流星槍》!」

 三人の連続攻撃。凄まじいダメージが入った。

 

「……《黒召喚:ゾンビ》」「《青魔法:魔法解除》!」ガキン キュウン

 敵の召喚魔法をレナータがキャンセルした。

「良い感じだね。《赤魔法:電撃》!」

 グレースが電気を放ち、敵を麻痺させる。

 そこで連撃を食らわす僕達三人。

「《剣技:一刀両断『桜』》!」

 凄まじい斬撃を食らわすミレーヌ。魔剣が輝く。

「《槍技:聖光槍》!」

 更に強烈な刺突を繰り出すシビラ。敵が怯んだ。

 

「……《黒魔法:地獄の炎》!」「《青魔法:対抗魔法》!」ガキン キュウン

 敵の大魔法はグレースがキャンセルした。

 

「問題無さそうだね! はああ!」

 これでもかと強烈な蹴りを繰り返す僕。

「つああ!」

 凄まじい斬撃を繰り返すミレーヌ。

「食らえ!」

 激しい刺突を繰り返すシビラ。

 

 敵はしぶとい。難敵だ。距離を取り、魔術を詠唱する。

 

「……《黒召喚:スケルトン》」「《青魔法:……》」

 しかしレナータは妨害できず、素早くスケルトン2体が召喚された。

 

「ええい! 《赤魔法:超新星爆発》!」

 いきなり最強魔法を唱えるグレース。発動し、スケルトンはもちろん消滅。ボスにも大ダメージを与えた。

「良い感じですね。私も攻撃しましょうか?」

 レナータは聞いた。

「いや、慎重に行こう。どちらかは妨害を残しておいた方が良いよ」

 グレースはあくまで慎重だ。

 

「では私が……。《白魔法:聖光》!」

 アメリーさんの魔術。敵の動きが遅くなった。

「《第二の切り札:決闘》《第三の切り札:覚悟》」

 攻撃力を一気に上げるミレーヌ。

「これで! 《第四の切り札:一の太刀》!」

 凄まじい斬撃を食らわすミレーヌ。

 

「《第三の切り札:覚悟》 《第四の切り札:無心の力》!」

 シビラも自らの攻撃力を一気に上げる。

「止めだ! 《最後の切り札:魂の一撃》!」

 自らを槍として突撃する最終奥義だ。敵を貫き、仕留めた。

 

 戦闘に勝利しました!

 全員レベル99に上がった!

 巨大な宝箱を見つけた!

 

「ふう。難敵だったね」

 ミレーヌはそう言った。

「そうだね。こいつがラスボスでも良いよ」

 そんなことを言う僕。

 

「そこまで甘くは無いでしょう。ささ、宝箱を開けましょう」

 そう言って開けるレナータさん。

 

 一つ目は赤く輝く美しい指輪。★★運命の指輪『ルビー』。

 二つ目は紫に輝く指輪。★★運命の指輪『アメジスト』。

 最後は白く輝く杖。★★魔剣『堕天使』だ。

 

『これで魔剣も全て揃ったね。それはアメリーさんのだよ。ルビーはおにいちゃん、アメジストはカトリーナのものだね』

 メリッサはそう言った。

 

「へえ、僕の指輪はルビーなのか。綺麗だし、カッコいいね」

 僕はそう言って、ルビーの指輪をはめた。

「ダイヤほどじゃないけど、定番だよね」

 おねえちゃんはそう言った。

 

「いいな、私も宝石欲しいよ」

 そう言うグレース。

「宝石はロマンですよね」

 そういうアメリーさん。

 


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ