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マジックガールズ・センテナリーフェスタ  作者: 秀一
第九章 地獄の階層 81階~90階 地獄の底に宝アリ
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第八十八話 ボス戦 VS悪魔の王


 89階へと到達すると、巨大な黒い悪魔の王が現れた。

 巨大な剣を持ち、盾、重鎧を着て、こちらを睨む。

 

『強力な敵だよ。特に注意する点も弱点も何もないね。頑張って』

 そんなことを言うメリッサ。

「なんだそりゃ。役に立たないなあ……」

 シビラはそうぼやいた。

 

「要は実力勝負でしょ。強力な魔法を使う事は?」

 グレースが聞いた。

『稀にあるね。キャンセルしてね』

 メリッサはそう言った。

 

 戦闘が始まった。敵は前進してくる。シビラに向かい、剣で攻撃をかけた。シビラは避け損ない、ダメージを受けた。

「うぐ……」

 下がるシビラ。

「《白魔法:治癒Ⅱ》!」

 すぐさまアメリーさんが回復する。

 

「《赤魔法:天罰》!」

 激しい電撃魔法を食らわすレナータさん。敵の動きが鈍った。

「《赤魔法:紅蓮劫火》!」

 強力な火炎魔術で焼き尽くすグレース。大きなダメージが入った。

 

「行くよ、カオリ!」「うん!」

 僕とミレーヌが突っ込む。

「たあ! 《剣技:流麗なる一撃『菊花』》!」

 横斬撃を放つミレーヌ。しかし敵に剣で防がれた。

「はあ!」

 僕の攻撃。しかし盾に弾かれてしまう。

 

 敵は剣を振り回す。僕達三人は回避し、距離を取った。

 

「《赤魔法:電撃》!」「《赤魔法:超新星爆発》!」

 レナータさんが敵の動きを封じ、グレースが強力な魔術をぶつける。見事な連携で敵にダメージを与えた。

 

 僕達三人も連携して攻撃する。しかし敵の防御が硬く、有効にダメージが入らない。

 

「……《黒魔法:毒霧》」「《青魔法:魔法解除》!」ガキン キュウン

 敵の魔術はレナータさんがキャンセルした。

 

 僕達三人は更に攻撃する。だが敵は剣を振り回し、盾で防御し、鎧で弾く。近づけない。

 

「《赤魔法:電撃》!」

 グレースさんの魔術で、敵に隙が出来た。敵の動きが止まる。

 

「はあ! 《槍技:三段突き》!」

 連撃でダメージを与えるシビラ。

「《剣技:血に染まれ『牡丹』》!」

 回転しての斬撃。ミレーヌの攻撃も決まった。

 

「……《赤魔法:超新星爆発》」「《青魔法:対抗魔術》!」ガキン キュウン

 敵の大魔術はレナータさんがキャンセルした。

 

「勝負を決めるよ! 《第二の切り札:決闘》《第三の切り札:覚悟》!」

 自らの攻撃力を一気に上げるミレーヌ。

「《第四の切り札:一の太刀》!」

 凄まじい斬撃。敵に止めを刺した。

 

 戦闘に勝利しました!

 全員レベル92に上がった!

 巨大な宝箱を見つけた!

 

「何とか倒せたね。ソードマスターって強いんだね」

 僕が言った。

「攻撃力はあるみたいだね。まあカオリの方が防御力はあると思うけど」

 ミレーヌはそう言った。

 

「宝箱、開けようか」

 グレースはそう言って開けた。

 

 まずは金色に輝く剣。★★魔剣『雷華』。

 白く輝く真珠の指輪。★★運命の指輪『パール』。

 海のように輝く水色の宝石。★★運命の指輪『アクアマリン』だ。

 

『剣はおねえちゃんのだよ。パールはガリーナ、アクアマリンはイリーナさんだね』

 メリッサが言った。

「お、ついに手に入ったんだね! 綺麗な剣だね!」

 上機嫌なミレーヌ。

「良かったね、おねえちゃん」

 僕は祝福した。

 

『私も活躍したいなあ』

 ガリーナが言った。

『私もだよ。メリッサ、私達の出番は?』

 そう聞くミルヤ。

『ラスボスの第二形態戦では活躍するだろうけどね』

 メリッサはそう言った。

 


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