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マジックガールズ・センテナリーフェスタ  作者: 秀一
第八章 機械の階層 71階~80階 進み過ぎた文明の黄昏
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第八十二話 ボス戦 VS冷酷なる機械天使


 僕達はいよいよ、79階へと足を踏み入れた。

 

 そこに居たのは巨大な人型ロボット。美しい羽をなびかせ、こちらを睨む。

 

『――侵入者発見、排除します』

 そう言って起動し、戦闘開始のようだ。

 

「よーし、食らえー!」

 ガキューン! と銃を放つガリーナ。命中する。ミルヤの射撃は外れた。

 

 ピピ、と音がして空を飛ぶ機械天使。こちらに襲い掛かる。

 上空からダダダ、と銃を放ってきた。

「うっ」

 僕はダメージを受けてしまう。素早く、予測しがたい攻撃だ。

「《白魔法:治癒Ⅲ》!」

 すぐさま、アメリーさんが回復してくれる。

「ありがとう、アメリーさん」

 僕は感謝した。

「いえいえ」

 アメリーさんはそう言った。

 

 敵は剣を構え、こちらに突撃してくる。僕は構えた。

 切り裂き攻撃だ。弾こうとするが、失敗する。

「ぐう……!」

 悔しがる僕。強引に反撃し、拳を食らわした。見事に決まり、のけぞる機械天使。

「《剣技:華麗なる一撃『撫子』》!」

 ミレーヌの斬撃が決まる。完璧な一撃だ。

「よし! とりゃあ!」

 シビラも槍で攻撃をかけるが、かわされ、上空へと舞い上がる。

 

「このお!」「降りてこーい!」

 ガリーナとミルヤが射撃するが、当たらない。

「《白魔法:治癒Ⅱ》!」

 アメリーさんが僕を回復してくれた。

 

 シビラを射撃する機械天使。シビラは受けようとするが失敗し、ダメージを受けた。まだアメリーさんのクールタイムが終わっていない。

 

 そのままシビラに突撃する機械天使。まずいか!?

「はああ!」

 しかしシビラはその攻撃をひらりとかわし、自慢の魔剣で刺突攻撃を食らわした。凄まじいダメージが入る。

 

 ガリーナとミルヤも射撃を食らわす。敵はミルヤへと突撃してくる。

「させない!」

 僕が横槍を入れた。高速で接近する機械天使の顔面に飛び蹴りを入れた。吹っ飛ぶ機械天使。

 

「《第四の切り札(スペード):気の爆発》!」

 僕は切り札を使った。自身のステータスが爆発的に伸びる。

「《第三の切り札(ダイヤ):発勁》!」

 ドーン! と僕の両手から気が放たれ、機械天使にぶち当たる。機械天使はそのまま機能停止し、消滅した。

 

 戦闘に勝利しました!

 全員レベル78に上がった!

 怪しげな宝箱を発見しました!

 

「さて、何が出るかな」

 僕は宝箱を開けた。

 

 そこには赤い手甲。★★魔剣『原初』と表示された。

 

『おにいちゃんの魔剣だね。装備しちゃっていいよ』

 そういうメリッサ。

「んじゃ、装備するね」

 僕は装備した。両手がメタリックに赤く固められた。カッコいい。

 

 ※カオリは魔剣を装備しました。浸食率0% → 1% ※

『いつの世も人は愚かなものだな……』

 謎の声が聞こえた。

 

「お、こんな演出もあるんだね」

 僕は言った。

『ちゃんと12パターンあるよ』

 そういうメリッサ。

 


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