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マジックガールズ・センテナリーフェスタ  作者: 秀一
第八章 機械の階層 71階~80階 進み過ぎた文明の黄昏
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第七十九話 ★★魔剣『運命』


 僕達は少し休憩して、76階へと進む。

 急ぐことはないだろうけど、もうあまりのんびりしても居られない。

 

 登場したのは、巨大な紅い戦車。キャルキャルキャル、と履帯が回り、全てを踏みつぶす。

 

「おいおい、戦車と戦うのか!? びっくりだよ」

 そういうシビラ。

「まさか戦車と戦うとは……」

 僕も驚いた。

 

『難敵だよ。出し惜しみは禁物だね』

 そういうメリッサ。

「どこをどう見ても難敵だね。やれやれだよ」

 そう言って弓矢を構えるミルヤ。

 

 矢を放つミルヤ。しかし弾かれてしまう。ガリーナの射撃は決まった。だが、ダメージはわずかだ。前進し、大砲を放つ戦車。ドーン!

 

「くっ! てえい!」

 飛んできた砲弾を蹴り飛ばす僕。うまく防ぐことができた。

 

「ナイスだね。よーし、《剣技:華麗なる一撃『撫子』》!」

 斬撃を加えるミレーヌ。少しのダメージが入った。

 

 暴れる戦車。難しい相手だ。まあ普通女の子は戦車と戦わないし。僕も戦わないしね……。

 

 ドドドド、と前進してくる戦車。僕を轢き殺すつもりのようだ。

 

「ふっ!」

 ガシ、と受け止めた。根性で押し返す。

 

「はあ! 《剣技:一刀両断『桜』》《『桜』》《『桜』》!!」

 三連斬撃を加えるミレーヌ。かなりのダメージが入った。

「《槍技:流星槍》《槍技:地烈槍》《槍技:天下槍》!」

 凄まじい刺突連撃を加えるシビラ。

 

「《第二の切り札:アルテミス》《第三の切り札:インドラ》《第四の切り札:運命の矢》!」

 ミルヤが3つのトランプを切った。アーチャー最強のコンボ、百倍矢だ。

「つああ!」

 ビシューン! と矢を放つミルヤ。戦車に刺さり、凄まじいダメージを与えた。

 戦車は倒れ、消滅した。

 

 戦闘に勝利しました!

 全員レベル73に上がった!

 怪しげな宝箱を見つけた!

 

「ふー、どれどれ?」

 そうして開けるミルヤ。

 

 中には、巨大な紅い槍があった。★★魔剣『運命』と表示される。

 

「剣じゃ無くて槍じゃん」

 そういうミレーヌ。

『おめでとう! 最強の槍だね。ちなみに魔剣は色んな形を取るよ。便宜上、魔剣って言うけどね』

 そういうメリッサ。

 

「当然あたしのだよな? 魔剣の力、見せてもらおうか」

 そう言って、槍を手に取るシビラ。バシーン、と稲妻が落ち、装備された。

 

 ※シビラが魔剣を手にしました。 浸食率0% → 1% ※

 

「お、ステータスがすげえ上がってるな。ところでさ、神降とかいうのはどうするの?」

 シビラは聞いた。

『神降と宣言すればできるけどね。でも、ラスボス戦までは基本的に使わない方が良いよ。ラスボス最終形態に残しておくべきだね』

 そういうメリッサ。

「ん? でも物理攻撃は効かないんじゃなかったっけ?」

 そう聞くシビラ。

『神降は透過攻撃だから効くよ』

 メリッサはそう言った。

「そうなのか。そりゃありがたいな」

 シビラは言った。

 

「私がトランプを切っちゃったし、今日はこの辺で終わる?」

 そう聞くミルヤ。

「ん、そうだね。それでいい?」

 僕は聞いた。

「致し方ないね。無理は禁物だよ」

 ミレーヌはそう言った。

 

「んじゃ帰ろうか」

 シビラはそう言って、帰還の石を使用した。

 


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