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マジックガールズ・センテナリーフェスタ  作者: 秀一
第八章 機械の階層 71階~80階 進み過ぎた文明の黄昏
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第七十八話 魔剣


 僕達は75階へと進んだ。

 辺りが赤くなった。いかにも危険そうだ。

 

「ヤバそうな雰囲気になってきたね」

 ミルヤは言った。

「そうだね。何が出るかな」

 ガリーナはそう言った。

 

 登場したのは、巨大な戦闘機二体。しかも赤く輝いている。

 

『またしてもガーディアンだね。難敵だよ、気を付けて』

 そういうメリッサ。

「どう考えても強そうだね。警戒を」

 僕は言った。

 

 襲い掛かる赤い戦闘機2機。高速で空を飛び、接近してくる!

 ガリーナ、ミルヤは射撃し、見事命中させた。

 

 ダダダダ、とマシンガンを放つ敵。それを僕は弾き返す。キンキンキン、と弾が吹っ飛ぶ。

 

「とりゃあ!」

 ドス! と槍を突き出すシビラ。敵一体が爆破され、死んだ。

 

 敵一体は僕らの背後に回り、ターンしてまた襲い掛かる。ダダダダダ、とマシンガンをばら撒く。

「うぐ!」「きゃあ!」

 シビラとアメリーさんがダメージを受けた。

 

「くっ、《白魔法:治癒Ⅱ》!」

 シビラを回復するアメリーさん。

「アメリーさん、まずは自分の回復を!」

 叫ぶシビラ。

「大丈夫です。《白魔法:治癒Ⅱ》!」

 何とか自分も回復するアメリーさん。

 

『ヒーラーはヒットポイント低いから危険だよ。アメリーさんは自分の回復をおろそかにしないで!』

 そういうメリッサ。

「すいません」

 謝るアメリーさん。悪くは無いけどね……。

 

「とりゃあ!」

 僕はジャンプし、戦闘機に拳を叩きこんだ。バシイ、とダメージを受ける戦闘機。そのまま連続攻撃をかける。バキバキ、と拳を突っ込み、戦闘機は爆破され、死んだ。

 

 戦闘に勝利しました!

 全員レベル72に上がった!

 怪しげな宝箱を発見しました!

 

『ついに来たか……』

 そうつぶやくメリッサ。

「これが魔剣?」

 僕は聞いた。

『そうだね。細心の注意を払ってね』

 メリッサは言った。

 

「てかさ。注意は良いけど、持ったら装備されるんじゃ意味無くない?」

 そういうミルヤ。

『さすがにそこまで極悪仕様じゃないよ。魔剣は、明確に装備しない限りは大丈夫だし、指定すればそのプレイヤーにワープして持たせることもできるから』

 そう言うメリッサ。

「んじゃ安心だね。とりあえず開けようか」

 僕は宝箱を開けた。

 

 そこにあったのは、青く光る怪しげな剣。

 画面には ★★魔剣『超空』 と表示された。

 

『またしてもレナータさんのスーパーアーティファクトだね。レナータさん、持ってるのかも』

 そういうメリッサ。

「あぶないし、ワープさせよう。良いよね?」

 僕は言った。

『オッケー』

 レナータさんが言った。

 

 ※魔剣をワープさせます。よろしいですか?※

 

 →はい

  いいえ

  

 魔剣はレナータさんの所へと飛んでいったようだ。

 

「ちなみに魔剣ってどれくらい強いわけ?」

 ミレーヌは聞いた。

『無茶苦茶に強いよ。桁外れの強さだよ。できたら、今回のパーティーの魔剣が欲しかったけど、まあ仕方ないね』

 そういうメリッサ。

『おお、綺麗な剣ですね。それじゃあ装備しますよ』

 そういうレナータ。

 

 ※レナータは魔剣を手にしました。浸食率0% → 1% ※

 

「浸食率と言うのが上がったね」

 僕は言った。

『これが噂の浸食率ですか。まあ、どうってことはないでしょうけど』

 そういうレナータ。

『神降を使わない限りは大丈夫だと思うけどね。ただあまりほったらかしにしてると浸食率も上がっていくから、ここからはあまりのんびりしていられないよ』

 そういうメリッサ。

『そうなんですか? どれくらいのペースで?』

 そう聞くレナータ。

『確か10日で1%だったかな。まあそんなもんだけどね』

 そういうメリッサ。

 


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