第?話 ラスボス戦
「うわああああああああああああ!」
「ぎゃあああああああああああ!」
次々と死んでいく仲間たち。星が流れる破滅の宇宙の一丁目。
私は一人、そこに立つ。もう世界は歪み、敵は一人。
いや、一人と言っていいのか……。白く輝く、最強の魔王。
「私は負けない! 《最後の切り札:時よ止まれ》!」
世界が止まる。
「★エクスカリバーを解放!」
ドーン! 敵に大ダメージだ!
「★グングニルを解放!」
「★ゲイボルグを解放!」
「★破壊の斧を解放!」
貴重なアーティファクトを次々と爆破していく。これはラスボス戦だ。出し惜しみはしない。
「輝け★★魔剣『奇星』! 50%になるまで神降!」
私は最後の切り札を切った。私の最後の切り札が復活する。
「これで! 《最後の切り札:時よ止まれ》!」
そして時はまた止まる。
「うあああああああ!」
私はありったけの力で攻撃する。
「《超能力:精神破壊》! 《超能力:精神波動》! 《超能力:光の剣》!!」
凄まじい猛攻を加える私。あと少し! あと少しで倒せる!
しかし……
『《緑魔法:竜巻》』
魔王の魔法を受け、私は吹き飛ばされた。
「うああっ!」
そして……。魔王が迫る。ガスっと殴られた。
「うぐ……」
私のヒットポイントはゼロになり……。
ゲームオーバーになってしまった。