1…*☆クリスマスイブ…*☆
…………………前書きに書くことがない。
(じゃあ書くなよw)
淡いはちみつ色の明かりとイチゴ色の明かりが調和して、オレンジ色の夕焼けのような、そんな明るさになった。よく作りこまれているアンティーク家具と、西洋風の食器。キッチンだけは新品で、まるで私のためだけに作られたような部屋だった。
私、如月ミミは、その部屋を歩き回った。冷え込む冬の夜でも、暖かい部屋だった。
私は暖炉の前にチェアを置いて、そこに座りながらゆっくり本を読んだ。
にゃーお
愛猫のダイアナがそっと寄ってくる。
カーテンの隙間から覗く夜の空は、とても綺麗だった。星があちこちでキラキラ輝いて、静かな夜の森に降り注ぐような感じだった。
今夜はクリスマスイブ。アンティーク仕立てのテーブルには、チキン、サラダ、ケーキ、ぶどうジュースなどが用意されている。すべては私の手作りで、特にクリスマスケーキはほんのり甘い、ショートケーキ。
私の自信作だ。
部屋には、小さなクリスマスツリーが飾られてあり、壁にはクリスマスリースが飾られている。
隅のベットには、可愛らしい靴下がかけてある。
こんなに手の込んだクリスマスの準備をしてあっても、これから誰かがくる、という訳ではない。
つまりは……、一人…いや、一人と一匹だけの、秘密のクリスマスパーティ。
猫のダイアナ用には、これまた手作りの猫用ケーキが用意されてある。ダイアナはそのケーキをおいしそうに食べている。あまり太らないように、甘さ控えめにしてある。そしてその横には、ミルクがたっぷり入っている、もも色の器が置いてあった。
「そろそろ夕食にしましょうか。」
私はキッチンへ向かうと温め直したチキンや、ワイングラスに注いだぶどうジュース、そしてムースやカステラ、プリンとフルーツゼリーなどを銀のトレイに乗せて運んだ。
そして一人分の銀のスプーンとフォークをセットした。
今の時間は11時58分。少し遅めの夕食だ。なぜ、こんな夜に食べるのかというと、それには理由があった。
その理由というのが。
『サンタに夕食をごちそうする』
この叶わぬ夢を実現させるためだけに12時に乾杯するのだ。
いわゆるは、サンタを待ち伏せするということ。
私は時計を見た。
「11時59分。」
にゃ
ダイアナが意味ありげの笑みを浮かべる。
「ok、そろそろ始めましょう。」
私はもう一度時計を見る。
…………………。
「それでは。」
「乾杯。」
にゃおにゃ。
ダイアナも声をあげる。おそらく乾杯、といいたいのだろう。
そして時は、12時となった。
「さあ。作戦実行よ。」
振り子時計の鐘がなる。
これから始まる、秘密のクリスマスパーティ。
クリスマスケーキのろうそくの火が揺れた。
一話 完。
どうも、こんにちは〜❣️シュガーです〜☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆
今回は初のローファンタジーに挑戦しましたぁ‼️
そして舞台はなんとクリスマスイブw今、秋だってのw
でも最近は超絶寒いですよね〜〜☆彡これから地味に忙しいのに困るw
あ、ちなみに私は一話ごとにあとがき書いちゃうタイプなのだ☆
これからお世話になりますぜ。
みんな❗️コメントヨロシクです❣️❕
お願いねえ❕❕
コメントしてくれたら、なんでもするから…………………。
とにかくコメントしてくださいね〜〜❣️
待ってます❗️❕
ちょっとあとがき長くなっちゃったけど、今回はここら辺で終わります。
すぐに次の書きますんで‼️
それでは。またぁ‼️
ばいばーい