俺が見たものは何でしょう。
まず、空気が冷たくなった。地下だから気温が下がるのは分かるが、鉄格子を抜ける前と後では明らかに違った。
次に、音だ。俺が入れるぐらいだから、小動物や虫とか入れるだろう。俺に気づいたら、唸るか、逃げるかの足音がするはずだか、聞こえるのは、カタカタカタカタって音だけしかも、1つではなく、聴く限り10は聴こえる。
最後に明かりだ。ここは遺跡だ。世界遺産に登録されて、国で管理してる訳ではない。電気もない。というか、地球じゃなくクロラだ。しかも、迷いの大森林の中だ。しかも、松明の様に赤い光ではなく、氷の様な青い光だ。
さぁ、お分かりいただけただろうか。
ここにいるものの正体が。
正解はスケルトンでした。
ギャー。
俺は、叫びながらそのまま垂直に飛んだ。
導かられる答えは分かる様に、天井に激突した。
恐怖と頭の激痛で混乱しながら俺は気絶した。
どうも、みなさんおはこんばんちは。
スケルトン妖精です。カタカタカタカタ
「ホッホッホ。妖精は生前見たことがあるが、お主の様に容姿も性格も変わっているものは初めてじゃ」
「誰だ?カタカタ」
俺は見上げると其処には、魔法使いのローブを纏って、髭と髪が白くフワッフワな半透明なおじいちゃんが浮いていた。