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これはいじめですか?はいorイエス

現状分かっていることを整理した俺は採取した花蜜を持って里に戻った。


「ただいま戻りました。直ぐに用意します。」


戻ってきた俺は、用意している皿に、花蜜をよそっていく。


「遅いんだよ。バカ。」

「早くしろ。」

「もっとよそえよ。こっちは、早くから待ってたんだからよ。」

「もっと綺麗によそってよ。まったく気が利かないだから。」

また散々言いたい放題言われるが、我慢してよそっていく。

なんとか里全員の皿によそい終わった。花蜜もなんとか一人分残ったのでよかった。


「それでは、失礼します。」

そう言ってその場から離れようとすると、

「おい、待て。」と声がかか。

俺が、掛けられた方に顔を向けると、奥にいるこの里の長だった。


「まだ、花蜜が残っているだろう。それも、全部分けろ。」


「え、これは自分の朝食………」


「誰が、朝食を食べていいと言ったか?」

里長は、他の妖精たちを見渡す。


「言ってませーん。」

「言うわけないです。」

「おい、ちょろまかしてんじゃねよ。」

「そうだ。そうだ。」

みんなの声を聞き、里長は俺を見た。


「言ってないそうだ。さっさと分けろ。」


おれは、残った花蜜を再度よそい、出ていく。

出ていく前にまた、里長から声を掛けられる。


「貯蔵庫の在庫が少なくなっているから、今日中に補充しておけ。それまでは、食事をすることは認めない。」


「わかりました。」

俺は返事をし外に出た。


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