年越し 1
少し前に暗い話が数個あると言いましたが、無くなりそうです。
今日は十二月三十一日。
今年最後の日になった。
俺は年越しパーティーの準備をする為に、美咲の家に向かった。
「うー、寒いな……」
時刻は六時半。
辺りは暗く、寒かった。
美咲の家のインターホンを鳴らすと、美咲が出てきた。
「寒かったでしょ?入って入って」
俺は、美咲の家に上がる。
「準備って言っても、年越しそば用意するだけだからすぐ終わるよ。だから、早く終わらせちゃおうよ」
「そうだな」
俺と美咲は、年越しそばの準備を始めた。
美咲の言っていた通り、お椀に麺つゆを入れ、そこにそばを入れて、ネギと天ぷらを乗せるだけで完成し、すぐに準備が終わった。
そして、インターホンが鳴った。
みんなが来たのだろう。
俺は、美咲の代わりにドアを開けた。
「初めまして、南明音です!よろしくお願いします!」
今日は春花と秋葉と里奈先輩、美奈江先輩以外にクラスメイトの明音も呼んだのだ。
明音は、俺と美咲以外は初対面なので、今みんなに自己紹介をしているのだ。
明音は友好的なので、みんなとはすぐに仲良くなった。




