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転ぶ里奈
とりあえず先輩二人を風呂に入れるために外に出たが、特に行くところがない。
コンビニに行ってお菓子などを買い、里奈先輩の家に戻った。
お菓子は、デートの提案をしてくれたお礼だ。
俺は、ドアを開ける。
「ちゃんとお風呂入りましたかー?」
俺がそう行った瞬間、いきなり美奈江先輩と里奈先輩が現れた。
下着姿で。
「ちょっ、里奈危ないじゃない!何してんのよ……」
「ごめんごめん、転んじゃった……」
美奈江先輩は床に倒れた状態で、里奈先輩は四つん這いになった状態でこちらを見てきた。
下着姿で。
「……警察行こっか、風峰くん」
里奈先輩は、表情を変えずに言う。
「あ、あんた何見てんのよ!見ないで!」
美奈江先輩は、顔を赤くして言う。
俺は、とりあえずすぐに目を塞いだ。
「……何してるんですか?あと俺悪くないですよね?警察行きませんよ?」
「警察行くのは冗談だよ、安心して」
「……とりあえず、早く着替えてください」
「そ、そうよ里奈!早く着替えましょう!」
立ち上がる音と足音が聞こえた。
二人は脱衣所に戻ったのだろう。
俺は、目を開ける。
「何してんだ……」
俺は、とりあえず二人が出てくるのを待った。




