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秋葉の質問

次から、月、水、金、日にこの小説。

火、木、土にもう一つの小説を投稿していきたいと思います。

「えーっ!風峰先輩と美咲先輩一緒に寝たんですか⁉︎」


 秋葉は、急にテーブルに手をついて立ち上がる。

 その勢いで、メロンソーダの入ったコップが倒れそうになる。


「秋葉ちゃん危ないよー、急に立っちゃ」


 美咲が秋葉を注意する。

 秋葉は、大人しく座った。

 俺たちは今、学校の近くのお店に来ている。

 そして、美咲の家に泊まったことを美咲が言い、この話が始まったのだ、ら


「風峰先輩、まさか、あんなことやこんなことを……」


 春花が、顔を真っ赤にして言う。


「し、してないぞ!そんなこと……」


 俺は否定した。

 だが、実際は一緒に風呂に入り、一緒の布団で寝た。

 しかし、美咲は妹だ。

 妹と風呂に入ったり一緒に寝るのはスキンシップということになるはずだ。

 だから、いやらしいことではないはずだ、多分。


「じゃあ、ただ泊まりに行っただけですか?つまんないですね」


 秋葉は、ストローでメロンソーダを混ぜながら言う。


「つまんなくて悪かったな」


「風峰には私を襲う勇気なんてないからねー」


 美咲は、笑いながら言った。


「あ、そうだ。今日は早めに帰らないといけないんだ!ごめん、もう帰るね!」


「何かあるのか?」


「今日の今頃の時間は、スーパーの商品が安くなるの!」


 美咲は一人暮らしをしている。

 お金は、母から送られてきているらしい。

 美咲はなるべく安くなっている時にご飯の材料を買い、お金を残しておいてるらしい。


「それじゃ、俺たちも行くか」


 俺たちは、席を立った。

 そして、お会計を済ませて、店を出た。



 俺たちは、お店の前で美咲と別れた。


「あ、そうだ先輩!この後暇ですよね⁉︎私たちの家に来ませんか⁉︎」


 秋葉が言う。

 そして、袖が引っ張られる。

 袖を引っ張っていたのは春花だ。


「来てくれませんか……?」


 この後俺は特にやることがない。


「ああ、いいぞ」


 そう言うと、二人は笑顔になる。


「それじゃあ行きましょう!」


 俺たちは、春花と秋葉の家に向かった。



 春花と秋葉の家に入った俺は、二人に腕を掴まれた。

 そして、そのままリビングに連れていかれ、ソファに無理やり寝かされた。

 意味がわからない。

 なぜ、こんな目にあっているのか。

 秋葉は、俺の体の上に乗る。

 そして、真剣な顔で言う。


「風峰先輩……私からの質問に、嘘をつかず答えてください……!」


 俺は頷いた。


「それじゃあ聞きますよ……?風峰先輩は、私たちのお兄ちゃんですか……?」

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