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私の百物語。  作者: 腕時計
1/3

前書きと一話 女の子

不定期更新です。


 怖い話と聞いて、貴方はどんな話を想像しますか?

 幼い時に見たよく分からなかったが、インパクトだけが強烈に残っている話は怖い。ある程度大きくなり見た自分の日常に重なる部分がある話も中々に怖い。まさにベッドの下に人がいる都市伝説はこれです。

 

 何が言いたいのかというと、怖いと一言で言っても、種類は相当多いです。非日常に恐怖を感じる人もいれば、日常の隣にふとした瞬間に現れるものに恐怖を覚える人もいます。筆者の場合は日常、非日常以前に女の子と言うワードに恐怖を感じますし、父親は小さな人の話に敏感です。

 今回はそんな筆者女の子というワードが苦手になった話を行います。



 



 私はその日、母に頼まれバイト帰りに某多目的ホールに行きました。風呂の電球が切れたから至急買ってきてくれと。勤務地から多目的ホールまで歩いてほんの数十メートル。しかし、勤務時間が遅く私の目的の付近は営業終了間際でした。ここで忘れ物にも気づきましたが、先に電球だけ買ってしまおうと急ぎます。


 やはり閉店時間前だと照明が着いていても人が本当にいなく、寂しい感じになります。手間取りながらも電球を買い、もと来たエスカレーターのほうに向かいます。


(ホントに人いないな。)


 そんな事を考えながら、ふと何気なく横を見ました。特に理由などなく。


 女の子がいました。整ったキレイな顔ですが、目や鼻があまりにもくっきりとしていて人形のようでした。おそらく小学生2年生ぐらいのその子はこちらをジッと見つめた後、ニコっと笑いタッタッタッと私が来た方向へ走って行きました。 


 …方向的に間違いなく、私がさっきまでいた辺りに走って行きましたが、そこの最後の客は私であるし、親らしき人がいたようにも思えません。少し気味が悪く感じながらエスカレーターに乗る。女の子の顔を忘れようとスマホを覗こうとして違和感に気付く。




 スマホがぼやける…そういえばバイト先に置いてきちゃってたな眼鏡。

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