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掌編小説集6 (251話~300話)

お互い様

作者: 蹴沢缶九郎

最近の天気には憎しみしかない。せっかくの三連休というのに、この雨でどこへも出掛ける事が出来なかった。それどころか、向こう一週間の予報でも、見事に連日の傘マークである。

男は当然のように雨を降らせている空を見上げ、恨めしく睨み付けた。





最近の人間には憎しみしかない。晴れにしてやれば、やれ「暑い」だの、「雨を降らせろ」だの…。期待に応えて雨を降らせたら、「ジメジメする」、「晴れた空が見たい」ときたもんだ。もう人間どもには付き合いきれん…。

雷様は当然のように我が儘を言う人間を雲の上から見下ろし、止む事のない雨を降らせ続けた。

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