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うろな駅係員の先の見えない日常  作者: おじぃ
駅係員たちの日常編
8/120

引き継ぎ

「あ~、このカードは入場記録が入っておりませんね~。どこからご乗車されましたか?」


 8時21分、成夢とエレナは有人改札口で洋忠の接客を背後から見守り、引き継ぎのタイミングである客が途切れる瞬間を待っている。洋忠はこの会社が発行しているICカード『Melonメロン』を自動改札機にタッチしたらゲートに引っ掛かった中年女性の対応をしている。ICカードはパネルにしっかりタッチしていなかった場合や、改札機を通る際に先行の他客がもたついたり不正利用をしていた等の理由で改札機に足止めされる客が多い。逆にいえばしっかりタッチして、正しく利用すればトラブルの発生は格段に減少する。


 ちなみに地下鉄の会社は『Supicaスピカ』というカードを発行しており、いずれも相互の会社線で利用可能だ。


「おつかれちーん。昨日は異常なしであります! あとヨロピクねー」


 先ほどの女性客が去ったところで客が途絶えたので、成夢とエレナに引き継ぐ。


「おつかれさまです!」


「おつかれさま! 明けで疲れてるでしょうから足元に気を付けて帰ってね」


「イエッサー! ミンチにならぬよう注意して帰還するであります!」


 二人に向かって敬礼をした洋忠は、軍人のようなカクカクした足取りで休憩室に入っていった。


 今から9時30分までの約1時間は、改札口での出札業務だ。


 

 ご覧いただき本当にありがとうございます!


 細々としていて恐縮ですm(__)m 引き続き早めの更新を目指します。

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