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うろな駅係員の先の見えない日常  作者: おじぃ
駅係員たちの日常編
6/120

おはようのうろな駅

「おはようございます。うろな~うろなに到着です」


 7時12分、成夢が乗った電車はうろな駅に定刻通り到着した。降り立ったホームには助役の一郎が立っているが、満員電車の乗客が半分ほど降りるため、人混みを掻き分けて挨拶するのは非常に困難な上、周囲の迷惑でもあり、一郎も目が合えば手をひらひら振るが、意図的に成夢を見付け出すのは困難だ。なので後で会ったら挨拶をするのがラッシュアワーの慣例だ。


 成夢は階段を下って改札口の前で人混みから抜け出し、通路左端へれた。そのまま有人改札前の通用扉を明けて中へ入る。


「おはようございまーす!」


 一般的に『まーす』のような伸び口調はタブーであるが、駅の仲間同士では気にしない。


「おはよう! 今日はよろしくね!」


 ちょうど扉を開けたところに通りかかったのは、勤務開始1時間15分前にも拘わらず、もう制服に身を包んでいるエレナだった。今日の8時30分から明日の同時刻までの徹夜勤務はエレナとともに仕事をする。


「おはようございます! こちらこそ、よろしくお願いします!」


 よろしくお願いします! のところで成夢は僅かに頭を下げた。


「ふふっ、がんばろう♪」


 言って、エレナは成夢の頭をポンポンと軽く撫でた。成夢の表情筋はつい緩んで、恥ずかしい気分になった。


 一方の有人改札では、洋忠があくせくしながら旅客対応に追われていた。それでもこちらに汗々したウィンクをしてきたので、成夢は笑顔をつくって会釈した。


 これが出勤時の日常光景である。

 

 ご覧いただき本当にありがとうございます!


 駅は町の玄関口!


 ということで、しばらくは更新ペースを早めて皆さまに鉄道施設を知っていただこうかと存じます!

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