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うろな駅係員の先の見えない日常  作者: おじぃ
駅係員たちの日常編
52/120

無線トラブルに関する調査結果報告

「皆さま、プロジェクターをご覧ください」


 成夢のスピーチに合わせて美鈴がパワーポイントを操作し、プロジェクターに次々と画像が映し出される。調査による推論ではアニメーションを使用して電波を再現した。


「今回の調査により、当社における無線トラブルの原因につきましては原因が特定されました。これは、トラブルが発生いたしました17時45分頃に列車の運行に支障を及ぼす波動の発生が原因と判明、波動の性質は太陽から発せられるものに近く、発生源は非常に高温であったと推定されます。


 先般の焼死事故を思い出していただければ皆さまお気付きになられるとは存じますが、人間の身体は我々が日常生活で使用するような温度の炎で死に至るケースは考え難く、遺体発見現場付近からは『ナフサ』と呼ばれるライターなどに使用される燃料が微量に検出されたものの、人間の身体を焼ける量には到底及ばず、亡くなられた方はごく短時間で火炎放射器またはそれに匹敵する手段により発射された非常に高温な炎を浴びたと推定されます。この炎の活動により当社においてトラブルが発生されたと、シンプルに説明いたしますとこのような結論に至りました。


 本件に関しましては今後も同様の事象が発生する可能性がございますため、引き続き多角的な視点から調査を行い、対応する機器の開発を進めてまいります。手短ではございますが、今回の発表は以上で終了させていただきます。何か質問はございますでしょうか」


 一流が挙手したので、成夢はどうぞ、と着席したまま手を差し伸べた。

 

 ご覧いただき誠にありがとうございます!


 今回のお話ではイマイチしっくり来ない感じですが、打ち明け話は後ほどお送りする予定です。

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