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いつもの

 「ちゃららちゃっちゃっちゃ〜。人間キライ克服第二弾〜。」


 いつもの様に放課後生徒会室に行って、加藤君という壁の後ろからいつもの様に生徒会室に入ると、ドラ○もんの効果音の様に海津会長の制服から、いつもの様に見た目に似合わずきっちりとまとまった企画書?が出てきた。


 「…なんですか。コレ。」

 「何って心外だな~。恒例の物なのにさー」

 「いつから恒例になったんですか」 

 「それは、前回からに決まってるよねー」


 あっさり言ってくれる。

 海津会長も善意でやってくれてるんだろうけど、ありがた迷惑って言葉も知っておいて欲しい。


 「いつも、光君がごめんね~」

 「夏凪もいつも大変だなー」

 「ま、私は皆さんの楽しい所が見られて嬉しいですけどね」


 遠野先輩と加藤君が本当に心配してくれているみたいで嬉しいけれど、稲元副会長の裏の顔が垣間見えて怖い。


 「それで、今回は何をすれば良いんですか?」

 「今回はそーだなー。簡単に『初めてのおつかい』をすれば良いだけだ。楽に出来そうだろ?」


 海津会長は、私を5歳児か何かと勘違いしているのでしょうか?

だけど、海津会長の考えている事だから、嫌な事しか思い浮かばない。


 「1人でですか?」

 「『初めてのおつかい』なんだから1人でだろうよ。ま、ちょちょいっとクラスにいって、届け物する位だから平気だろ。ちなみに、明日が決行の日だからな~」

 「わ~。光君、何だか急にハードル上げたね~」

 「夏凪もおつかいなら、大丈夫そうだな。」

 「初めてなら、ビデオ撮って行かないとダメですかね」

 「………やめて下さい。」


 明日決行って、クラスってほぼ男子のクラスしかないのに行かなきゃいけないの?しかも、ビデオって………。冗談でも私の弱点を知られない様に何としてでもビデオ撮影だけは止めなくちゃ……。あ~、泣きたい。ハードル上げ過ぎでしょ〜。

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