表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/5

第4話『黒い月の守護者達、襲来』

第4話『黒い月の守護者達、襲来』

東関東自動車道を走行中、無線が走る。

「緊急事態、緊急事態。タンクローリーが絡む多重事故が発生。死傷者多数、事態打開にはかなりの時間を要する模様」

「厄介な事になったな」

俺の発言に隊のみんなは頷く。

「司令部、交戦規定は?」

「銃を向けられるまでは撃つな」

「……了解。向けられた瞬間の生死は問わないからな」

司令部は了解した。とだけ告げる。

渋滞のあちこちからクラクションが鳴り響き、ストレスを感じさせる。

深呼吸して、落ち着かせたその時だった。

「最前列と最後列が戦闘!」

そしてすぐに銃声が聞こえる。

「逃げ道はない!すぐに下車するぞ!」

運転手の竹中が気をつけてね……と心配そうに送ってくれる。

「全車両に警戒!」

隊長である俺が殉職したら、部隊が混乱しかねない。ここは慎重に……

赤色のセダンを横切った瞬間だった。僅かに拳銃らしきものが見えた。

「くっ!」

すぐに前転して構えた時にはこちらにも拳銃が向けられており、異変を察知した村正と俺で素早く5.56mm増薬徹甲弾を食らわせる。

犯人は壊れた人形のように揺れ動き、地面に倒れる。車内を警戒するために拳銃に持ち替え、確認すると犯人は武器を捨て、降伏していた。

「こちら第1小隊、被疑者と思われる男性2名を確保。車内から銃器数点を確認」

俺が報告すると司令部からは了解。と返される。

そのまま各車両を点検していき、無事に20台後ろまでの安全性を確保し、自分達の車両付近へと戻る。

車に戻ると竹中が心配気味の表情で問う。

「銃声があったけど……大丈夫?」

「大丈夫だ、部隊は被害を受けていない」

拘束した被疑者も車内に入れておいて、早く事故処理が終わらないかと祈り続ける。

村正が何かに反応する。

「誰か機械式腕時計持ってる?」

隊員の標準装備は高性能デジタル時計……そしてフラッシュバックする。あの事件の爆破を……

「竹中!速やかに降車……!!」

叫んだ瞬間には車は爆発した。アイツらは最初から投降する気など無かったのだ。だがボディチェックはしたはず……なぜ、なぜ?

疑問が疑問を呼び、脳が混乱する。

「全てのチェックは終えた……爆弾なんて持ち込めないはず……竹中もそういうのには……」

「……ちょう……隊長!!」

「どうした……?」

村正にぶん殴られ、気がはっきりする。

「何ひとりで悩んでるんだよ!今こそ俺達のチームワークを見せる時だろ!隊長なんだからそれくらい分かれよ!!」

「あ、あぁ……すまなかった」

そのまま燃え盛る警備車両の1つ後ろの車両を見ると一般人の女性だった。とても犯罪なんてしなさそうで、機械に詳しい、村正が車両の下に潜り込む。

「ディスペンサー(分け与える物:ここでは投射機とする)確認」

「お姉さん、何か知ってる?」

「知らない……本当に知らないの……突然、ビュンって音が鳴ったら前の車が数秒後に爆発して……」

酷く怯えてる……日本人なら無理もないか……

「ん?お姉さんっておタバコ吸われます?」

「え……いいえ……」

「ちょっと下車してもらえる?」

「そ、それは……できません……」

「わかった。とりあえずそこに居てね」

タバコを吸わないのにタバコの匂い、しかもニコチンとタールの匂いが強かった。大量のタバコを吸ってる人間の近くにいた証だ。そして下車出来ないのも……

「司令部へ、誘拐事件も同時発生の可能性あり。SIT(特殊捜査班)及び捜査一課を動かして欲しい。先ほど我々の車両を爆破に関与したと思われる車両のドライバーの女性の状況を見てだ。ナンバーは……」

伝え終わると、司令部からも「速やかに動かす」と返される。

そしてようやく気がつく。竹中が燃える匂いとガゾリンの匂いが混じりあって、昔を思い出す。

「あークソ……メンタルまで攻撃してくるなんて聞いてないぞ……」

そんな油断した時だった、突然後ろから重たい物に押し潰されるように地面に伏せされると同時に7.62mmNATO弾のフルオートが鳴り響く。

ズダダダーーン!!と激しい音と共に次々と叫び声が響く。

「川上!何が起きた!?」

「反対車線から軽機関銃を乱射してる男性を確認!」

「生死は問わない!各自応戦しろ!」

次々と隊員達が発砲し、日頃の訓練の成果で犯人を射殺する。

俺は先ほどの女性に近づくと頸動脈や左上腕から肺にかけて複数の銃創があった。助からないのは明白で手だけ合わせる。

ポイントマンの1人が「ここは本当に日本かよ!」という愚痴も聞こえてくる。

「更なる襲撃があるかもしれない!民間人の死傷者状況は!?」

村正からの「当小隊のみでの推測すら不可能です!」 と聞こえてくる。

状況は芳しくないな。これ以上の犠牲を減らす為にリュックサックから医療用品を取り出して銃撃を受けた民間人車両12台の人間のトリアージと応急処置を行う。

そしてそこで気がついた。彼らの目的はターゲットの奪還や警察機関への攻撃ではない……

「7.62mm弾のホローポイント弾頭(弾頭の先端が凹んでおり、人体に命中すると弾道が乱れ、人体組織に多大な影響を及ぼす弾頭)なんて聞いてないぞ……」

これはただのテロじゃない。多くの人間を巻き込んだ復讐劇か日本国内の治安を揺るがず国家レベルテロか……


今日も一日お疲れ様です。そんな中で本作品を取っていただきありがとうございます!何度もお話していて申し訳ないのですがこの作品は作者の気分転換の為に書いてる作品ですので未完や不定期投稿になると思います。それでも見ていただら幸いです。主力として書いているネット小説大賞のに出す作品が最優先なのでご容赦ください。

それではいい夜をお過ごし下さい!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ