表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
小さな花の物語  作者: 燈華


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

52/63

すこやかな人の花

その人は、すこやかな人だった。

身体ももちろんだけど心もだ。


例えるならこのディモルフォセカの花のようだ。

すっきりと伸びた茎の先で大きな花が咲いている。


花瓶に飾ってあるこの花はその彼がくれたものだった。


可愛い花ですね、と褒めたら、気に入ったのならどうぞ、とくれたのだ。

大切に育てているのであろうに何の躊躇いもなく切ってくれて。

笑顔で差し出してくれた。


そこには何の打算もなかった。

ただ、気に入ったのなら、という純粋な厚意しかなかった。


心がすこやかでないとなかなかこうはできない。

身体もすこやかでないと心をすこやかに保つことは難しい。


彼の姿を思い返してみる。

鍛えているのだろう、体幹がしっかりしていて背筋もぴんと伸びていた。

笑顔も爽やかだった。

思わず見とれそうになってしまうくらいに。


慌ててお礼を言った私に向けられた笑い声も決して嫌なものではなかった。

それがまた、好印象で。


だから、密やかに思う。




また、会えたらいいな。




読んでいただき、ありがとうございました。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ